ネットの写真は簡単に消せない。SNSの投稿は慎重に

投稿を削除するだけでは、ネット上の画像は消えない

iPhoneのアプリを起動して数タップすれば、簡単にツイートやインスタに写真をアップできてしまう… この手軽さゆえに、本来ならば公開するべきではない写真までネットを通じて世界中の人にさらしてしまう危険があります。

「嫌だったら投稿を削除すればいい」と思うかもしれません。でも、一度ネットに公開した投稿を完全に削除することはとても難しいんです。

ツイッターやインスタグラムの投稿はアカウントが公開されていれば、瞬時に情報収集サイトへ転載されます。多くのサイトは個々でデータを保有していますから、ひとつの投稿を削除するには、この情報収集サイトすべてにアクセスして削除を依頼しなければなりません。

非公開アカウントでも、100%安心ではない

「自分のアカウントは非公開だから大丈夫」と思っても、決して大丈夫ではありません。もちろん、アカウントが非公開になっていれば情報収集サイトへ転載されることはありません。でも、あなたのフォロワーが投稿をコピーして、ほかのサイトに書き込むかもしれません。

基本的にネットはシェアされる前提にあるもの。たとえ非公開アカウトでもネットに公開していることには違いありませんので、いま一度SNSへの投稿を見直すべきかもしれません。

また、フェイスブックやインスタグラムなど、SNSにおける自分のフォロワーを本当に信頼できる人のみに限定することも大切です。

子どもやカップルの画像は、後悔のもと

ネットに公開した写真を後から削除することは難しい。だからこそ、永遠に残っても困らないものにしなければなりません。

例えば、インスタグラムにアップした子どもの写真は、子どもが成長して就職や結婚するときに影響はないか。また、彼氏や彼女と一緒に撮った写真は数十年後に見て恥ずかしいものではないか、仕事や結婚に影響はないか。

たったひとつの投稿でも、その先にある将来のことを考えなければなりません。

子どもが大人になったとき、あなたの投稿が悩みの種になるかもしれません。また、いまの相手と別れた後も、当時の交際の様子が鮮明に残り続けてしまうかもしれません。

削除はひとつひとつ、自分でおこなう

一度拡散してしまった写真をひとつひとつ探すことはとても難しく、また、思いもしないサイトに掲載されていることもあります。

そんなときには、パソコンからGoogle画像検索へアクセスし、調べたい写真をアップロードまたはURLを貼り付けて探します。

そして、そのサイトの管理者へ問い合わせフォームから削除を依頼します。もし、適正な運営をしている管理者であれば、ポリシーに基づき対応してくれると思います。けれど、海外サイトや個人による運営など、すべての対応がスムーズとは限りません。

また、「プロバイダ責任制限法」のガイドラインに基づき、書面で通達する必要がある場合もあります。

この削除に関することは自分自身で対応しましょう。というのも、逆SEOや削除依頼代行などGoogle検索結果に表示されにくくする風評対策をおこなっている会社があります。でも、書面での手続きは本人確認が必須になるほか、時間はかかりますが手数料のかかる行為ではありません。

ITリテラシーを持ち、自分を自分で守る

スマホで簡単にネットへ投稿できますが、それは目の前の友達へ伝えることとは違い世界中に発信するということです。

ネットが普及する前は若気の至りですんだことも、ネットに残り続ければ一生付き合うことになるかもしれません。

自撮りやキス写真など時間が経って後悔するもの、自宅や車のナンバーなど個人情報が判別できるもの… これらの投稿にリスクがあるということを、正しいITリテラシーを持ち理解することが大切です。