新しいものが次々に登場し、私たちの生活にはものが溢れています。そして、欲しいものがみつかったら、スマホを数タップするだけでアマゾンや楽天が自宅までデリバリーしてくれます。
魅力的なものはたくさんあって、それがすぐに手に入る。そして、私たちの生活を便利にしてくれます。しかし、本質的な部分に目を向けてください。あなたはそれで幸せですか?
「本当に大切なものと暮らすことはあなたを幸せにする」。メルカリの流行とともに断捨離はブームメントを起こしていますが、ただものを減らすだけでは幸せにはなれず、むしろ不便になります。
パリジェンヌの暮らし方
フランス人は10着しか服を持たない では、私たちの生活を根底から変えるべき理由が書かれています。
とにかくおしゃれなイメージのあるパリジェンヌ。彼女らは自分のスタイルを確立し、本当に必要なものだけを厳選して暮らしています。
例えばファッション。シンプルなのに気品あふれる女性が多いですよね。なのに、ブランド品を集めているような感じはありません。
彼女たちはファッションにお金をかけることよりも、好きな服を着て、自分らしく生きる道を選んでいます。
フランス人は個性を大切にしますから、自分らしさを演出できるかどうかに価値をおくんです出典 : Mynavi
ものやお金に左右されず自分らしく生きること。パリジェンヌは、自分に自信を持ち、心身ともに堂々と自立した生活を送っています。
本当に必要なものと暮らす
先ほどのパリジェンヌのように、自分の好きなものだけを身の回りに置くスタイルは、私たちに幸福感をもたらします。
ファッションで例えるならば、新しい洋服を買うよりも、捨てることを考える。新しい洋服を手に入れたときは高揚感をあじわうかもしれませんが、時間が経つにつれてその気持ちも薄らいでいくに違いありません。
クローゼットをみてください。そんな洋服はたくさんありませんか?
新しい洋服で一時的な幸せを手にいれるのならば、いまある洋服のなかから本当にお気に入りのものだけを所有してみてください。本当に必要なものと暮らすことは、たいていの場合、いらないものを処分することからはじめなければなりません。
想像してみてください。クローゼットを開けたとき、すべての洋服が自分のお気に入りであること。
きっといま以上の素敵なコーデがみつかるだけでなく、パリジェンヌのように自分らしいスタイルで、もっと自分に磨きがかかるはずです。
新しいものを買うよりも、大切なものを長く使う
「お金の貯まらない人はビニール袋を買い、お金の貯まる人は1本1万円の傘を買います。」
一見1本1万円の傘を買うなんて浪費家だ!と思うかもしれませんが、じつは、ビニール傘を買う方が浪費家です。
ビニール傘は長持ちしませんし、きっと、出先で雨に降られてコンビニで買うことが多いでしょう。すると、玄関の傘立てに使っていない傘があふれていきます。
一方、1本1万円の傘を買う人は、ものを大切にする人。自分のお気に入りを持つことでモチベーションを保つ術も知っています。
このように、無計画に「いま必要だから」「安いから」と新しくものを買うことは、結果として無駄な出費になります。そして、いつかは部屋にあふれたものを、整理・処分するという労力も必要になります。
そのときの気分でものを買うよりも、少し高くても長く大切に使えそうなものを選ぶほうが、私たちは幸せなのです。