アトピーで結婚や人生を諦める前に油をやめるべき理由

アトピーだから〇〇は言い訳

アトピーで人生台無しとか、アトピーで人生狂ったとか、アトピーで人生終了とか、このような悩みを抱く人はかなり重症の大人アトピーをお持ちでしょう。

実際にわたしがそのひとりでした。しかし、いまは完治に等しいくらいアトピーの症状が改善して、見た目の肌は普通の人と変わらないくらいです。

どんなにアトピーに効く治療法を試しても、体内や生活環境にアトピーに悪いものがあれば絶対に治りません。それは油や砂糖もそうですが、虫歯で詰めた銀歯や敷きっぱなしの布団やマットレスもそうです。

わたしが思うのは、アトピーで仕事できないとか、アトピーで精神崩壊とか、アトピーは母親のせいとか、これは言い訳でしかないということ。アトピーは努力次第で絶対に治りますし、完治しなくても見た目ではわからないくらいにまで改善します。

まずは銀歯があるならセラミックに変える、お風呂の黒カビは事前に防いできれいにしておく、布団の湿気に注意してダニやハウスダストを寄せ付けない環境をつくる、歯周病や歯肉炎ならすぐに治療する、歯磨きやフロスで口内環境を清潔にたもつ、そして、アトピーを悪化させる食べ物は摂らない。

これくらいのことをおこなってから結婚や人生を諦めてください。だって、わたしはこれでアトピーがよくなったのですから。

肌がよみがえる油断ち

まず、どんなにガサガサでジュクジュクのアトピーでも、植物油を一切断てば劇的にアトピーがよくなります。これは嘘ではありません。

しかし、ほとんどの食品に植物油は含まれているので、植物油を断つだけのことでもそこそこ大変です。

クッキー、ポテトチップス、せんべい、パン、ケーキ、きんぴらごぼう、とんかつ、オムライス、パスタ、カレーライス、シチュー、ドレッシング、マヨネーズ、フルグラ、オールブラン、コーンフレーク、マーガリンなど、スーパーやコンビニで買える市販の食品はほとんど食べてはいけないものに該当します。

わたしは、顔と体が荒れたまま今後の人生を過ごすのか、植物油を断つことで食事に制限ができるけれどきれいな肌で過ごすのか、このふたつを天秤にかけたとき、植物油を断ってきれいな肌で過ごすほうを選びました。

なにも知らない医者

アトピー性皮膚炎のベストな治療法は、ぶっちゃけ皮膚科医も知りません。ドクターにとってアトピー性皮膚炎は数ある皮膚病のなかのほんの一部ですから、そこまで詳しく知らないんです。

実際にわたしが出会ったドクターのすべてが、アトピーに対してステロイドとプロトピックの塗り薬、ヒルロイドローションの保湿剤、アレロックなどのかゆみ止めを処方するだけでした。もちろん、植物油や砂糖などアトピーを悪化させる食品についての知識もまったくありませんでした。

ようするに、医療行為でアトピーを治す方法しか知識としてないわけです。

アトピーの症状が軽ければこれでいいかもしれません。しかし、外を歩けないほどの症状に悩まされているのなら、本質的にアトピーを改善しなければ意味がありません。

重篤なアトピー肌をステロイドで治療しても、黒ずんだりケロイド状になったりするだけです。また、その場しのぎの一時的な処置でしかありません。

「アトピーで病院に行くくらいなら死んだほうがマシ」と思う前に、一度考え直してください。アトピーを本質的に治す、ようするに完治に近い状態にするには医療行為ではムリだと。だったら病院に行って治療するのではなく、アトピーを悪化させるものを排除すればいいだけの話です。

精神崩壊の日々が一発逆転

アトピーの痒みは年中無休、24時間365日続きます。爪を立ててバリバリ掻き、服やシートは血まみれ。かつての彼氏はドン引きし、わたしを汚いと呼ぶまでに。しかし、アトピーの本当の辛さはこの痒みではなく、人からどう見られているか気になってしまう荒れた肌です。

思春期のころは友だちとプリクラを撮りますし、スマホで自撮りもします。見た目にはとても気をつかう年頃だからこそ、ひどいアトピーのせいで死を考えたこともありました。

このようにアトピーは精神的にも追い詰められます。そういった人こそ、わたしが出会った 運命の本 を読んでほしいです。

アトピーの真犯人はリノール酸

植物油や植物性油脂は絶対にやめてください。できればオリーブオイルも摂らずに油はオメガ3系のえごま油、アマニ油を積極的に摂ってください。

わたしは基本的には調理に油は使わず、サラダに えごま油 を加える程度です。例えば、焼き魚は魚の油で調理できますし、必要なときは アマニ油 をちょこっと足せばいいからです。

しかし、どうしてもたくさんの油が必要なときは遮光されたビンに入ったオリーブオイルを使ってください。

ようするに「リノール酸」を多く含む油をとるとアトピーをはじめとするアレルギーを悪化させてしまうわけです。

サフラワー油、大豆油、コーン油、ごま油、ひまわり油、サラダ油などがリノール酸を多く含みます。また、リノール酸はこれらの油だけでなく、乳製品、肉類、卵、ナッツ類にも含まれています。

これを守ればアトピーの症状を大幅に改善できるだけでなく、動脈硬化や発ガン性のリスクも下げることができます。

アトピーに限らず健康的にくらすためには、あれもこれも食べたうえで体にいいものを食べるのではなく、体に悪いものは食べずに体にいいものだけを食べるということが大切です。

そして、体にいい食べ物とはフルーツや野菜などの大昔から食べられてきた自然のもの。人工的に作られた調味料や化学添加物はタバコのようなもの、とわたしは考えています。

じつはアトピーに悪いヨーグルト

「アトピーと食べ物は関係ない」と医者は言うけれど、実際にはアトピーの人が食べてはいけない食べ物はたくさんあります。

しかし、これは本人の自由。「アトピーが悪化してもいいから好きなものを食べたい」という考え方も理解できます。

わたしは「アトピーは腸内環境を整えると改善するよ」と聞いてから、ヨーグルトを積極的に食べていました。しかし、なぜか症状は悪化するばかり。ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれますし、最近ではLG-21やカスピ海ヨーグルトなどアトピーに効くと宣伝するヨーグルトが多く販売されています。

しかし、最近のヨーグルトのほとんどは砂糖や甘味料で甘く味付けされています。これがヨーグルトを食べてアトピーが悪化する原因でもあります。また、乳製品に含まれるリノール酸も関係しています。

このように、アトピーを治す食事は本当にむずかしいです。わたしもアトピーの食事療法について数えきれないほどの誤った情報に翻弄されました。

そしてたどり着いた大人のアトピーを治す食事は、とてもシンプル。油と砂糖を使わずに作った昔ながらの和食です。

0円の治療法はプライスレスの価値

本当にアトピーがひどくて悩んでいるのなら、一度だまされたと思って油を断ってください。そして、ついでに小麦粉と砂糖もやめると効果は絶大です。

顔や首など人の目に付きやすい箇所にできるアトピーは、精神的にとても辛いです。かゆいストレスよりも見た目を気にするストレスのほうが大きいのも経験しました。

だからこそ、巷に溢れる「アトピー完治」の情報に惑わされずに、シンプルに油と小麦粉と砂糖をやめてください。これで調子が良くなってきたらたまには食べても大丈夫です。

慢性的な大人のアトピーで結婚や人生を諦める前に、まずは油を摂ることを諦めてください。これがアトピーを治すうえでとても効果的な体質改善の方法です。

高価な浄水器、自然由来成分配合の化粧水、山奥の入院施設、毒素を出す温泉治療、自由診療の漢方薬、すべて必要ありません。アトピーを完治する方法はアトピーに効くことを「プラス」するのではなく、アトピーに悪いものを「マイナス」することです。お金は1円もかかりません。なのに、人生に希望がもてるほどの価値があります。