ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使ってみたけど、思ったより効果が感じられなかった。そもそも、歯医者で数万円するホワイトニングが数千円でできると思ってたけど、実際はどうなの?
「ホワイトニングの歯磨き粉」といわれると、それだけで黄ばんだ歯が白くなると思いがち。しかし、そんな思いで使ってみるとあまり効果を感じられずがっかりしてしまうことになります。
そもそも「ホワイトニング効果のある歯磨き粉」と「歯医者でおこなうホワイトニング」ってなにが違うのでしょうか。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを落とすもの
ホワイトニング効果のある歯磨き粉は、どんな歯も白くするというわけではありません。基本的には、コーヒーや紅茶、タバコのヤニやカレーなどによって歯の表面についた着色汚れを分解して落とすというものです。
コーヒーや紅茶によるステインやタバコによるヤニが気になるという人には、着色汚れを落としてくれるので使用前と比較すると効果を感じられます。しかし、モデルのような白い歯にしたい!といったような場合には向きません。
内部に浸透した黄ばみを白くするには、歯医者のホワイトニングが必要!
ホワイトニング効果のある歯磨き粉は、歯の表面の着色を落とすもの。それに比べ、歯医者さんでおこなうホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素によりエナメル質の色素を取り除きます。したがって、歯の内部から漂白(ブリーチング) するということです。
もし、歯の黄ばみが遺伝や加齢によるものであれば、歯医者さんでおこなうオフィスホワイトニングや、自宅でマウスピースを着用しておこなうホームホワイトニングが必要になります。
「ホワイトニング効果のある歯磨き粉」と「歯医者のホワイトニング」の主な違い
この2つをまとめると以下のとおりになります。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉
・歯の表面の着色:落とす
・内部に浸透した黄ばみ:効果なし
歯医者のホワイトニング
・歯の表面の着色:落とさない
・内部に浸透した黄ばみ:効果あり(白くする)
歯医者でホワイトニングをしたあとホワイトニング歯磨き粉で白さを維持するのが理想
ここまで読んでいただければ、両者の違いがわかったと思います。ホワイトニング歯磨き粉の Amazon レビューなどを見ても、高い金額を出したのにホワイトニングの効果がなかった!といった評価がありました。きっと、このような違いを理解されていなかったのでしょうね。
もし、モデルさんのような白い歯にしたい!というのであれば、歯医者さんでオフィスホワイトニングやホームホワイトニングをおこない歯の内部から白くしたうえで、その効果を維持するメンテナンスとしてホワイトニング効果のある歯磨き粉を使うという方法をおすすめします。