1. スマホの使いすぎ
頭を下に向ける姿勢を長時間続けると、首うしろ側の筋肉が硬く固まってしまいます。とくに、首や肩から肩甲骨にかけて凝りを感じる人は、スマホによる凝りが原因かもしれません。
スマホを見るときの前傾姿勢は首の筋肉に大きな負担をかけるほか、猫背や吐き気などカラダ全体の不調にもつながります。
スマホによる首こりを防ぐには、長時間の使用を避けてこまめに休憩をはさむこと、首の角度に注意しながら正面を向いて使用することです。
2. ストレスによる筋肉の緊張
よく、完璧主義や几帳面の人にみられやすい筋緊張型の凝り。きっと、首こりと同じように肩こりや頭痛、目のかすみや疲れなども感じているはずです。
このように、ストレスを感じやすいタイプの人は、できるだけ首や目元を温めてリンパや筋肉の凝りをほぐすということが大切です。
3. 長時間のデスクワーク
とくにデスクワーカーなどは長時間おなじ姿勢になりがち。前かがみやあごに頬杖をついたりする悪い姿勢も首こりの原因のひとつです。
また、ブルーライトを浴びることや細かい文字を見つめる作業は眼精疲労の原因になり、頭痛や首筋の凝りへつながります。
このような凝りを解消するためには、定期的に筋肉を動かすことが大切です。1時間に1回は軽いストレッチをはさむようにしましょう。
4. 慢性的なこりは自律神経失調症かも
首と自律神経は密接に関係しています。ストレスを受けやすい性格やうつ病を経験した人など、自律神経の乱れにより慢性的な首こりに悩まされるということがあります。
このような首こりは、首回りを温めたりストレッチでほぐしても根本的な解消にはなりません。
まずは、こころあたりのある点を改善することが大切です。
例えば、人間関係が悩みなら労働環境をもう一度見直す、イライラしやすいのであれば認知行動療法を試してみる。ただ、慢性的な首こりに悩まされているのなら心療内科医に相談することをおすすめします。