人間関係に悩んだら実践してほしい3つのこと

まずは自分が変わってみる

健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し、変えようとする。©︎ アルフレッド・アドラー

これは、精神科医でもあり心理学者でもあるアドラーの名言です。

家族、両親、友人など、自分の身近にいる人ほど、自分の好むタイプであってほしい。と、理想を求めることは誰にだってあります。

しかし、自分の思い描くカタチになってくれないからと、相手に求めすぎたり、変わらない現実に苦しんだりすることは野暮です

また、職場での人間関係がうまくいかないときも、その状況から逃げるのではなく自分から行動することで良い方向へ変わるかもしれません。

眉間にシワを寄せて苛立つ日々を送るよりも、まずは自分に問いかけてみましょう。そして、自分が変わることによって、その人との関係は良くなっていく。人は相互関係にあるということを忘れないでください。

イラッときたら6秒我慢する

怒りは人間関係を崩します。けれど、私たちは人間なので感情があり、場合によっては相手に怒りをぶつけてしまうこともあると思います。

そんなとき、反射的に発言しないこと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせることなど、少し時間をおくことで冷静に考えられるようになります

これは「アンガーマネージメント」ともいいます。

アンガーマネージメントは、混沌とした気持ちを整理したり、状況を客観的に見る力を育てることを通じて、衝動性が高まっても自分で沈静化し適切な表現や問題解決ができるような力を学ぶプログラムです。出典 : アンガーマネージメント研究会

諸説あるなかで、怒りのピークは6秒といわれています。

イラっときたら、まずは6秒我慢してみましょう。しかし、感情が高ぶったときに6秒我慢することはそう簡単なことではなく、これができるようになるには数をこなさなければなりません。

また、ビジネスシーンでも怒りコントロールし客観的に見ること、すなわち事実と感情をわけて考えることはとても大切です

自分の先入観で相手を固定しない

どんな会社や学校にも、自分に合わない人や嫌いな人はいると思います。そんななか「苦手だなー」と思うほどその人の嫌なところばかり目についてしまい、自分のなかでどんどん印象は悪くなっていきます。

しかし、それは自分が勝手に作り上げた相手であり、実際は全く異なるかもしれません

例えば、服装などの見た目からこの人は「青色が好きなんだなー」と思っても、実際の好きな色は黒色だったということです。

このように、自分の先入観で嫌いな相手を固定してしまうと、うまくいくはずの関係も悪くなってしまいます

自分のなかの先入観を崩すことで苦手意識も少なくなり、気持ちも楽になりますよ。