うつ病を治してラクに生きる考え方と習慣

気分があがらない、身体がだるい、朝起きれない、1日中だらだら過ごしたい。少しでも心当たりがあるのであれば、もしかしたらうつ病の予備軍かもしれません。

ストレス社会といわれる昨今、職場や友人関係などなにかと気をつかいがち。とくに、女性は職場での人間関係にすごく気をつかいますよね。

その小さなストレスが蓄積され、うつ病や自律神経失調症などにつながるケースも少なくありません。

心を病みやすい人には共通点があります。だからこそ毎日のちょっとした習慣で予防することや薬物療法と併用して改善することもできます。

01.「ふとんを敷く、あげる」で、脳に滞在意識を。

ベッドで寝ている方も一度試してほしいのが、ふとんで寝るということ。朝起きて歯磨きをするのが当たり前のように、就寝前ふとんを敷くことで、「これから寝る」という滞在意識が生まれます。

逆に、起床後ふとんをたたむことで、脳に「朝だ!これから1日がはじまる」とインプットさせることができます。

どうしてもふとんで寝ることが難しい方は、起床後ベッドの掛けぶとんをたたむ、就寝前シーツを整えるなど、自分なりのセレモニーを用意しておくと良いかもしれません。

また、この件に関して、フジテレビのホンマでっかTVにおいて心理学者の植木理恵先生が、以下のように述べられています。

ふとんをあげる・ふとんを敷く、このような儀式(セレモニー)をおこなうことは、うつ病や引きこもりの予防に役立ちます。© 植木理恵

なぜ、起きる・寝るということを脳にインプットさせるべきなのか。それは、うつ病を引き起こすきっかけのひとつに生活リズムの乱れがあるからです。

このように、起きる・寝るという行為をセレモニー化することで、正しい生活リズムを維持しやすくなります。

また、朝なかなか起きれないという人は、朝起きれているうちにこの習慣を身につけることをおすすめします。そうすることで、生活リズムの乱れからくるうつ病のきっかけを減らすことができるからです。

02. リズム運動で幸せホルモン「セロトニン」を。

ウォーキングやガムを噛む行為。このふたつに共通するもの、それはリズム運動です。

ストレス特集の雑誌やテレビなどでよく聞く幸せ物質のセロトニンは、このリズム運動で効率よく分泌させることができます。また、一定のリズムをカラダで感じることは自律神経を整える効果もあります。

じつは、ラジオ体操が健康にとてもいい!という理由のひとつにも、このような要因があったのです。

私たちが日常生活でできるリズム運動は数多くあります。

・ジョギング
・ウォーキング
・ガムを噛む
・音楽を聴く(一定のリズムをたもつロックなどがおすすめ)
・フラダンス
・水泳
・自電車に乗る

この、リズム運動は1日30分を目安に毎日続けることが大切です。

最近ストレスを感じやすいなと思ったら、それは幸せ物質のセロトニンが減少しているのかもしれません。なので、そうなる前に十分なセロトニンをたもっておくことが大切なのです。

03. 気にしない習慣、どーにかなる思考。

私たちには、ストレスを感じやすいタイプとそうでないタイプの人間がいます。

前者は心配性であったり、普段から不安感や責任感が強い・完璧主義気質。そのため、小さなことが気になったり、物事が思い通りに進まないとイライラしたりと、なにかとストレスがたまりやすいのが特徴です。

またそれとは逆に、後者は人を頼ることができ状況に応じて柔軟な対応ができます。物事に完璧を求めない・融通が効く性格なので、まあいいかという思考の習慣とともに心の余裕があります。

じつは、この前者のタイプに、おどろくほどうつ病経験者やうつ病予備軍が多いのです。

わたしたちのストレス要因で多いのが、人間関係・お金の問題・自分自身の問題(キャリア・将来・病気など)といわれています。

日常生活でこの小さなストレスが積み重なると、活力の低下や無気力などの症状にはじまり、うつ病などの病気を引き起こしてしまいます。

性格を変えることは簡単ではありませんが、考え方のクセは努力次第で変えられます。

ストレスを溜めやすいタイプの方は、「気にしない」「まあいいか」「どうにかなる」という考え方に置き換える習慣を身につけてみましょう。

最初はなかなか難しいと思いますが、もし考えすぎてしまったら「別にこれが起きても死ぬわけじゃない」と、自分に言い聞かせるのもひとつのすべです。

04. 他人と比べない。いまあるモノや環境に感謝する!

# 浜崎あゆみさんがこんなことを歌っています。

無いものいつまで数えているより 有るものいくつ気付けるかだよ© ayumi hamasaki

わたしたちは皆、「誰かに認められたい」と思っています。

よく、それを承認欲求といいますが、承認欲求自体は悪いことではありません。けれど、なにかに行き詰まったとき、自分を責めるきっかけになるのであれば良くありません。

そして、Facebook・Twitter・InstagramなどSNSの普及により、わたしたちは他人の日常生活を簡単に知ることができるようになりました。

いま、あなた自身に「満たされていない」という感情があれば、必ず自分よりも幸せな人を見て「羨ましい」という思いに苦しめられます。これは、一部の嫉妬(ジェラシー)でもあります。

そして、その結果として自分と他人を比べてしまい、余計に心の寂しさや無気力を誘発してしまいます。

このような考え方は野暮ですが、「自分よりもっと貧しい人、苦しい思いをしている人もいる」と思えば、少しは自分の周りにあるヒト・モノ・環境に感謝できるのではないでしょうか。

そして、この比べるストレスを溜めないためにも、やはり、浜崎あゆみさんの歌詞のように、いまの自分にあるモノに気づくこと、そしてそれに感謝することが大切です。

05. 難しいけど少しづつ、毎日のちょっとした心がけが大切。

うつ病には様々な原因があり、なかには予防を心がけることが難しい場合もあります。けれど、少し習慣を変えるだけで、うつ病のリスクを減らすことができるのも事実です。

いま、あなたが置かれている状況に応じて、メンタルバランスを整えてみましょう。

ここでご紹介した方法はほんの一部ですが、いずれもちょっとした心がけでトライできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。