すぐ寝る彼氏 休日寝てばかりで起きない彼氏 その原因と心理

お互いの家に遊びに行ってもすぐ寝る、彼氏と同棲していてもいつも寝てばかり、休日はお昼過ぎか夕方まで起きないで1日寝て過ごすなど、すぐ寝る彼氏やいつも寝てばかりの彼氏。

理想はふたりで楽しくデートしたいのにいつも寝てばかりだとつまらないですし、家でまったりデートしたいのにすぐ寝るとイライラしムカつきます。

よく寝る彼氏は病気でしょうか。それとも何かほかの原因があるのでしょうか。その原因と深層心理をさぐり前向きに向きあうべきなのか別れるほうがいいのか、あらためて考えてみます。

神経伝達物質の不足

セロトニンとドーパミンが不足していると無気力でずっと寝ていたくなります。もしかするとよく寝る彼氏はこの状態かもしれません。

まず、セロトニンとは精神を安定させ気持ちを落ち着かせるもの。このセロトニンが不足するとボーッとしたりネガティブな思考になります。

そして、セロトニンと一緒に不足しやすいのがドーパミン。ドーパミンが不足すると「よしやるぞ!」といったやる気が起きず、ダラダラと無気力になります。

彼氏はもともと神経伝達物質が他人より少ない、うまく伝達できないといった体質かもしれません。この場合の改善策はセロトニンやドーパミンを増やす習慣をつくることです。

たとえば、セロトニンは日光やリズム運動で簡単に増やせます。ドーパミンは簡単な目標をつくり、それを達成させることで分泌されます。バナナやアーモンドを食べるのも効果的です。

しかし、やる気が起きず日常生活に支障が出ているのであれば、それはうつ病などの病気の可能性も否定できません。その場合はSSRIなどの抗うつ薬で治療する必要があります。服薬によりセロトニンを再取り込みすることで気持ちが安定しやる気が出ます。

セロトニンが不足しやすい体質、それにより崩したメンタルの調子、いずれもクスリに助けてもらうことですぐ寝る、いつも寝てばかりといった症状の改善につながります。

自律神経の乱れ、自制心のなさ

オンとオフの切り替えが苦手な人は、休日の前夜からずーっとオフのままといった状態もありえます。また、ホテルや家など落ち着く場所に入るとすぐ寝るのは、その前の外出時から頭が半分寝ているからです。

たとえば、寒い冬は布団から出るのが億劫で、もっと寝ていたいと思います。しかし、たいていの人は強制的にスイッチをオンにして起床し、朝の支度をはじめます。

オンとオフの切り替えが苦手な人は、この強制的にスイッチをオンにする動作がうまくできません。その原因は、生活リズムの乱れ、不規則な生活、自分への甘え、自律心のなさ、自律神経のバランスが悪い、決まった時間に起きる習慣がないなど。

これは彼氏の性格、育った環境、生活習慣が関係していることがあり、簡単に解決できないことのほうが多いんです。しかし、結婚して子どもが生まれたなどの環境の変化で、その責任感から目がさめることもあります。

体力不足、持久力不足


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人のパワーを車のガソリンに例えると、ガソリンの給油タンクの大きさは人それぞれ異なります。軽自動車のように30Lの人もいれば普通車のように70Lの人もいるということです。すると、おなじ満タンを給油した場合でも走行距離が異なるわけです。

この給油タンクが小さい人は普段の仕事でパワーを使い切ってしまい、休日にはガス欠になってしまいます。休日の朝起きられなかったり、家で過ごすと寝てばかりといった原因のひとつはこれです。

仕事でガス欠になったパワーを、休日のダラダラ寝過ごすことでチャージしているんです。

また、精神的なストレスにより体力的なパワーは大きく消耗します。仕事のプレッシャーや人間関係などのストレスが原因でエネルギーが著しく不足し、慢性的にパワーが足りないこともあります。

新しい趣味をはじめたり気分転換に旅行に行くなど、楽しい刺激をあたえてあげるとエネルギーのキャパシティが増やせます。

自分と環境への甘え


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一度起きると普通に動けるのに、この起きる行為ができない。この場合は寝ることが大好きで、その大好きな環境におぼれたいといった甘えが深層心理にあります。

朝起きない子どもはお母さんに「早く起きなさい!」と怒られることで、これまでダラダラ布団にもぐっていたのにも関わらず、目が覚めて支度をはじめます。

ダラダラ寝てばかりの彼氏は、この朝なかなか起きられない子どもとおなじです。

休日の貴重な時間を寝て過ごすことや同棲中の彼女より睡眠を優先するところから、誘惑と自分に弱い性格であることや精神的に幼いことがわかります。

休日=寝るという考え


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休日寝てばかりの彼氏は、そもそも休日は寝るものと考えています。すると、朝起きないことやダラダラ夜更かしすることで生活リズムが崩れます。

この生活リズムが崩れると体内時計が乱れるので、朝起きられるわけがありません。体内時計を乱れさせないためには休日の前夜に夜更かしをせず、いつもとおなじ時間に寝ること。そして、朝起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットすることです。

たとえ明日休みでも夜は早く寝ることで、じゅうぶんな睡眠時間を確保でき朝スムーズに起きられます。しかし、これまで夜更かししていた彼氏がこれだけの理由で早めに就寝するとは思えません。

そもそも休日にダラダラ過ごすことを前提としているので、その考え方を強制的に変えなければなりません。そのためには休日の朝9時や10時にあえて予定を入れ、なにがなんでも朝起きる必要がある状況をつくります。このときの予定は、キャンセルできないなどの強制力を持つものがおすすめです。

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