もうおわかりかと思いますが、残念なことにこのタイプの女性は口腔内の雑菌や口臭に関するオーラルエチケット、歯並びや着色など口元の見ために関心がありません。だって、ヘアカラーやパーマ、メイクや洋服のおしゃれには気をつかっているのに歯や口の美容やメンテナンスはしていないわけですからね。
ではなぜ無関心なのでしょうか。それはすごく不思議なのですが、本人の性格、生まれもっての価値観、周囲の環境が関係しているように思えます。
それは鈍感だから
そもそも自分の口が臭いことはもちろん、歯が汚いことにも気づいていません。普段から鈍感で洞察力のない女性は、他人はもちろん自分の変化にも気づきません。また深く考えることもなく、それが普通だと思っています。
たとえば福笑いのおかめのような眉毛を書いている女性を見て「変な眉毛だな、メイク下手だな」と思っても、本人はそれが普通だと思っています。それは、もう何十年とその習慣を続けているからです。
歯の汚さもメイクの方法も改めるきっかけが訪れないのは、それだけものごとに関して鈍感だからです。
ガサツだから
口臭がひどくて歯が汚いと、きっとほかにも手入れ不足の箇所があるでしょう。人間そう完璧な人はいませんが、仕事と割り切れないことはとにかくめんどくさくなる女性はけっこういます。
ムダ毛が生えている、メイクのすすぎ残しによる肌荒れがある、仕事で疲れていたり眠かったりとついつい歯磨きをサボる、歯医者に行くのがめんどうで虫歯を放置したままなど。
ようするに、髪型やファッションはお金を出せば簡単にきれいになりますが、歯や口臭は普段の生活習慣を心がけないときれいにならないということです。
ちなみに口臭のおもな原因は口の中の雑菌。この雑菌は口の中を不衛生にしていると増殖します。テキトーな歯磨きで食べカスが残っていたり虫歯や銀歯を放置していると、こういった雑菌が増えやすい状況になります。
可愛いのに口が臭いというのは、表面的な目ためではわからないくらいガサツでめんどくさがり屋かもしれません。
固定観念が強いから
最近はインスタの流行により美容院へ行くような感覚でボトックス注射やヒアルロン酸を注入したりと、美容整形への感覚がとても身近になりました。そして、美容を意識するなかで歯への美意識も高まり、いわゆる意識高い系でなくても歯は美容のひとつとしてきれいにするべきという認識が芽生えてきたように思えます。
こういった女性が増える一方で、まったく昔のまま知識や感覚がアップデートされない考え方が昭和世代の女性もいます。
このような女性は固定観念が強く、テレビやSNSで歯や口臭に関する情報が流れていても右から左へ流れてしまいます。ようするに新しいことは頭に入らず、もとから自分にある知識や考え方に沿った内容しか影響を受けないわけです。
ボーッと生きているから
たとえば「最近の芸能人はみんな歯がきれいだな」「そういえばインスタのフォロワーもきれいにしているな」といった気づきからホワイトニングなどのデンタルケアへ意識が向く女性は多いですが、歯が汚いままの女性はこういったことにまったく気づきません。
髪を染めること、ピアスをあけること、化粧をすること。これは昔から当たり前でしたが、歯並びを整えること、ホワイトニングすることは最近になってからですから、日頃のルーティンにもありません。投資は怖いしよくわからないからと普通預金でコツコツと貯金しているタイプとおなじです。
また、このような女性は仕事のスキルが向上しないなど、既存の状態に満足する成長しないタイプということもあります。
歯をきれいにすることへの必要性を感じないこと、そもそもこういった考えが頭にないこと。なぜあの女性は口元が汚いのかというと、このような考え方に至るまで周りを見て生活していないからです。
周囲の環境が影響しているから
多くのアメリカ人は歯がきれいです。それは医療費の問題もあるでしょうが、周囲が歯をきれいにしているから必然的に自分にもデンタルケアの意識が向くからでしょう。
逆に日本人は昔から歯が汚いので、職場や家庭など周囲の歯がきれいな人を探すほうが困難です。
歯に無頓着な人は他人の口元など気になりませんが、デンタルケアを意識している人は初対面で必ず口元を見ます。そして無頓着に付き合う人を選んでいます。このように知らず知らずのうちに類は友を呼んでいるわけです。
口元が汚い女性の周り、たとえば職場や友達などもおなじような人であることが多く、それが普通になっているわけです。
両親の頭が悪いから
頭のいい人はオーラルケアの大切さを知っています。なぜそこまで歯が大切なのかというと、歯を粗末にすると虫歯が増え、銀歯が増え、口臭が増え、歯が減り、歯周病になり、歯周病菌が健康へ影響し、それぞれの治療費が増え、見た目が悪くなり、やがては人間関係や人生にも影響するからです。
このような事実を知っている頭のいい両親に育てられた人は、幼い頃から正しい歯磨きの習慣や歯の大切さへの知識があります。
しかし、無知で残念な両親に育てられた人は、その両親と同様に歯を粗末にし、多くの治療痕をつくり、歯の大切さを知らないまま大人になります。
歯は一度しか生え変わりませんから、永久歯の治療痕は一生残ります。また、歯並びが悪い女性は歯列矯正など頭になかった親にも原因があります。
歯の審美治療は医療保険の適用外ですから、かなりの治療費が必要です。このような理由もあり、子どもの頃のだらしなさが大人になっても残り続けていることが多く、その根底には頭の悪い両親がいるわけです。
また、デンタルケアに無頓着な両親に育てられた子どもは、幼い頃から目に触れる一番身近な人の歯が汚いわけですから、これが普通と頭のなかに刷り込まれているのかもしれませんね。
可愛さは親から譲り受けたもの。それは歯もおなじでどちらも財産に違いありません。だからこそ、幼少期の家庭環境が大きく影響するわけです。
しかし、それは必ずしも経済的な問題が原因ではありません。むしろ貧乏でも親の考えがしっかりしていれば、「歯は大切だからちゃんと磨きなさい」と教育したり、逆に「治療費が高いから虫歯にならないよう予防しなさい」と指導しているからです。