結婚できない女の特徴と現実 なぜ30代から恋愛は難しくなるのか

出会いもアプローチもなくなる

学生時代など若いころは日常的に多くの男性と出会います。お互い若いので恋愛に対して積極的で、深く考えずに交際に発展します。これはむしろメリットで、付き合うなかで愛情が増していく女性の心理に適しています。

「むかしの若いころは男性からよく声をかけられたのに、最近はまったく」ということもあるある。これはリアルもネットも同じです。

ネットといえばもはや生活の一部であったミクシィの存在が大きかったでしょう。男女ともに課金することなく使えたミクシィは誰もが積極的に利用し、コミュニティやマイミクがきっかけで彼氏ができることなど当たり前でした。

むかしはmixiやGREEのようなSNSのプロフィールにプリクラを貼っていると、無条件で男性からDMが送られてきました。このような男性を出会い目的や出合い癖と呼んだものです。

しかし、これらのSNSは衰退。現在はインスタやツイッターがありますが、これらは昔のSNSほど出会えません。それは、SNS自体が社会の中心になってしまったこと、ゆえにユーザーの年齢層が幅広いこと、それを利用した企業や広告が盛んなことが理由のひとつでしょう。

真剣さがあざとなる

とくに何もしなくても日常生活に男性からのアプローチがあったむかし。しかし、現在はどうでしょう。気づけば仕事ばかり、職場と家の往復の毎日、休日はきまった女子とランチ会… どれもこれもルーチン的なものばかりで、むかしのように新たな刺激がありません。

社会人のいま大学生に戻ることはできませんし、若さゆえの恋愛は楽しめません。かといってペアーズやomiaiのようなマッチングアプリを利用しても、なぜか理想の男性に出会えません。

なぜむかしはミクシィで簡単に彼氏ができたのに、いまはペアーズでなかなか彼氏ができないのでしょう。それは、お互い真剣だからです。ミクシィは恋活目的で利用していなかったからこそ、お互いに高い理想をかかげず軽い気持ちで出会うことができていました。

しかし、恋活や婚活を目的に登録したペアーズでは、すでに登録したときから自分のなかで条件をつくり、そのフィルターで男性を振り分けています。条件を設定することで効率は上がりますが、そのぶん出会いの数も減ってしまいます。

結婚を視野に入れた条件が多くなる

アラサーともなると必ず結婚を視野に入れます。「数年後には結婚したい、そのための相手探し」といった具合がほとんどです。もしかすると本音は「今すぐにでも結婚したい」かもしれません。

結婚となると生涯のパートナー。むかしのように遊びから入る恋愛は眼中にありません。すると、どうしても最低条件が多くなり、たかが恋人であってもなかなか理想の男性とめぐり会うことがむずかしくなります。

安定した職業、高収入、結婚歴、性格、自分がいかにして幸せになれる相手かどうか見極める条件。これらは大切ですがすべてを満たすことはできません。ある程度の妥協も必要ということを覚えておくべきです。

相手はほとんど既婚

街中やサークルで出会った「いいかも」と思った男性は、ほとんどが既婚者であるという状況に陥ります。たいていのイケメンや家庭的な男性は20代のうちに家庭を持ち、すでに売り切れです。

同じ30代や40代でバツなし未婚の男性となると、どうしてもそれなりのワケあり物件となってしまいがち。ゆえに理想の男性像にマッチすることがむずかしくなります。

もちろんなかには優良物件がまだ残っています。しかし、それらはとても人気があるので女性であるあなたも優良物件である必要があります。

自分に自信がなくなる

なかなか結婚ができない、彼氏がいない時期が長い、年齢とともにモテなくなった。けっしてモテないわけではないのに、こじらせアラサー女性にありがちな特徴により自尊心は奪われがちです。

自分に自信がなくなってしまうと精神的にも余裕がなくなり切羽詰まってしまいます。「結婚したい、なのに結婚できない」「そもそも彼氏すらできない」この思いが影響し、楽しく暮らすことがむずかしくなることもあります。

精神的に余裕のない状態は表情にでます。これが余計に男性を遠ざけてしまいなかなか彼氏ができない状態となります。

理想が高くなる

歳をとると自分の考えが固まり、必然的に相手への理想も高くなります。その理想が現実的であるかどうかはべつとして、理想をかなえる男性であることはゆずれない条件へと固定されてしまいます。

理想の高さと彼氏のいない期間は比例します。フリーの時期が長いほど自分のなかでの男性像が固まり、それをつぎのパートナーに求めるようになります。

理想が高くなれば出会いやきっかけがあっても交際に発展することはありません。そもそも理想の男性でなければ親しくなることすらもめんどくさいと思ってしまうかもしれません。

ある程度の理想は必要ですが、極端に偏った高望みは彼氏ができない大きな原因です。

いい男への希望が捨てられない

「結婚は一生に一度だから」と希望をもつことは大切です。しかし、現実はそう甘くはないことを覚えておくべきです。

まず、いい男を女性がほっておくわけがありません。30代の男性であれば未婚率は高いですが、そのなかのいい男となると彼女もちがほとんどです。

未婚で彼女がいない、このふたつを満たすいい男をみつけることは想像以上にむずかしいんです。であれば彼女もちの男性を奪うなどして自分のものにするしかありません。

「もう、いい男は残っていない」と思ったほうが悩まなくてすみます。

「めんどくさい」が口癖になる

仕事や身だしなみなど最低限のことはできるが、なにかしなきゃと思うと決まって「めんどくさい」と思ってしまう。

毎日の忙しさに加え20代のころと比べて老いを感じる体力、無意識のうちに腰が重くなりがちです。

例えば、家事の洗濯物は週1回、節約したいが家計簿アプリすらめんどう、旅行に行きたいけれど計画するのがおっくう、食事後の食器洗いがめんどくさい、自炊しても鍋のまま食べる。

仕事とは違い、納期や約束ごとに縛られていないプライベート。30代という人生最初の『老い』を感じる時期と『面倒くさがり』の習慣が、男性を求めることすら後回しにしています。

休日は安定の女友達と過ごしたい

気心知れた友達と過ごす、なによりも落ち着く休日。働き盛りのアラフォー女性にとって、いつもの友達と同じようなメニューで遊ぶことは明日への活力源になります。

でも、見わたせばかわりばえしない景色、新しい出会いのない休日を過ごす女性は、この落ち着く休日が結婚できない負のスパイラルになっているのです。

叶わぬ恋を諦めきれない

昔好きだった人のことが忘れられない、本当に好きな人は奥さんと子どもがいる既婚者。自分でどうすることもできないとわかっているからこそ、永遠に叶わない恋は忘れられないもの。

振り返ればいつもタイミングの悪い恋をしてきた。そんな思いと叶わぬ人への恋が邪魔をして、新しい出会いを遠ざけているのです。

男性との出会いのない趣味ばかり

料理は得意なうえに、美味しいごはんやオシャレな雑貨屋さんも好き。これといった趣味はあるなかで、どれも女性の集まるものばかり。

これも、アラフォー女性が独身の理由。でも、せっかく趣味があるのだから料理教室に通ったりグルメバスツアーに参加したり、趣味を活かした男性との出会いはたくさんあります。

じつはSNSでの出会いに抵抗がある

20代はペーアズとタップル誕生、30代はOmiai(オミアイ)とYahoo!パートナー。マッチングアプリは結婚相手を見つけるのに一番の近道です。もちろんアプリを通じて結婚した人もたくさんいます。

でも、「ネットで出会うなんて怖い」「婚活アプリって出会い系でしょ?」と、じつはいまだに婚活アプリを使ったことすらない人が多いのも事実です。

しかし、婚活アプリの本質を知らないまま先入観で抵抗し続けるのは、せっかくの可能性を自ら狭めてしまっているということです。

いろいろ落ち着きはじめたアラサーだからこそ、新しいことに挑戦してみるのはいいことです。

もう何年とトキメキを感じてない

社会人として働いていると、どうしても男性との出会いは限られてしまいます。同じ仕事を繰り返すなかで、学生の頃のようなほろ苦い恋愛の感触は忘れてしまいがちです。

すると、恋愛に対する感覚が麻痺してしまい、いつしか独り身であることに慣れてしまいます。

私たちはもともと寂しがり屋ですから、独りで過ごすことが長くなるほど、日常生活に充実感を得ようとします。そのため、何年と恋をしていない人でも、いまの生活に少なからず満足しているはずです。

いつもの「選択」が落ち着く

例えば、外食をしようとなったとき、新しいお店よりもいつも通っているお店のほうが安心できる。失敗するよりも、毎日たんたんと過ごすほうが落ち着くので、新しい旅行プランや新作メニューにも挑戦しない。

誰だって年齢とともに慎重な選択をしていきます。けれど、恋愛にも慎重さを求めたり冒険をしなくなれば、運命の出会いもなくなってしまうかもしれません。

寂しいけどひとりも悪くない

アラサーになって彼氏がいないフリーの生活を経験すると、どこかで独り身のラクさを快適に思うようになります。もちろん満たされない心がどこかにあり、その隙間に寂しさという風がふいている状態です。

たとえば、ひとりスーパーで買いものをしていると同い年くらいの家族連れを目にしたとき、クリスマスや誕生日を一緒に過ごす男性がいないとき、寂しいと思う瞬間は日常にあふれています。

しかし、それさえ除けば独り身も悪いもんではありません。自由に使えるお金、たまりやすい貯金、気心知れた友達との旅行、束縛や浮気など無縁の厄介ごと、昼過ぎに起きても文句いわれない休日、だらだらできるゲーム。

そう、大人になって仕事もそこそこ慣れてきて、でも上司や人間関係のストレスがなくなるわけではなく、自分の時間の楽しみかたも知っている。こうなってくると、ひとりの生活も悪くないと心のどこかで思っているに違いありません。

どっちに転んでもわたしは幸せかもと、じつは割り切れている現実。それもこじらせ原因のひとつですし、本当はこれで満足なのかもしれません。