格安スマホはiPhoneSEとLINEモバイルがベスト

月々のスマホ代が大手キャリアより2,000〜5,000円ほど節約できる格安スマホ。しかし、これは自分に最適なプランを選んだ場合のはなし。よくわからずに格安スマホ会社(以下「MVNO通信事業者」)を選ぶと、せっかくのメリットをムダにしてしまうかもしれません。

まず、格安スマホでiPhoneを利用したい2年縛りと解約手数料(違約金)に振りまわされたくない月々の請求額は安く抑えたいが妥協はしたくない

もし、このような目的をお持ちなら、スマホ端末はiPhone SESIMカードはLINEモバイル、この組み合わせがおすすめです。

なぜこの2つの組み合わせがおすすめなのか、お得に契約するにはどうすべきか、さっそくご説明します。

そもそも端末価格が安いiPhone SE


© Apple

新型iPhone発表の陰で再注目されているiPhone SE。なにがすごいかというと、まず端末価格の安さ。

以前からも32GBモデルは44,800円とコスパのいいiPhoneとして注目されていました。しかし、今回はここからさらに5,000円の値下げ32GBモデルは39,800円に

どれだけパケットプランを安く設定しても、端末価格が高ければ月々の支払額を圧迫してしまいます。iPhone Xの発売によりさらなる値下げを実現したiPhone SEは、格安スマホとしてコスパに優れた唯一のiPhoneです。

じつは人気のiPhone SE、高スペックでサクサク動く

片手に収まる4.7インチの小ぶりサイズは、いまだ多くの支持を受けています。ポケットから取り出してサクッとLINEしたり、iPhone 6sやiPhone 7では大きすぎて不安という女性にも人気です。

また、スペックもなんら問題なし。次々と新しいiPhoneが発売されるのでiPhone SEのスペックは劣っていると思われがち。しかし、CPUはiPhone 6sと同じA9プロセッサを搭載しサクサク動きます。

ところで格安スマホってなに?

格安スマホってよく聞くけど、そもそもあまり詳しく知らない、格安スマホと格安SIMってなにが違うの?

まず、格安スマホとはドコモ端末 or SIMフリー端末 + 格安SIMをセットで利用すること。

そして、格安SIMとは電話番号が登録されたSIMカードの格安バージョンのこと。

たいていのMVNO通信事業者はNTTドコモの回線を使っています。ということは、いまドコモのスマホを使っていれば、その端末に格安SIMを挿入することで格安スマホデビューができます。

また、スマホがauの場合は少し選択肢が限られますがUQモバイル、mineo(マイネオ)などの格安SIMが使えます。

このように、格安スマホ対応端末と格安SIMを用意することで、格安スマホとして月々のスマホ代を安く抑えることができます。

通信事業者を選ぶときの注意点

iPhone SEを取り扱う格安スマホのMVNO事業者はワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル。しかし、あまりおすすめしません。

例えば、ワイモバイルiPhone SE 32GB。データ容量1GB(25ヶ月間 +1GB)の音声通話プランで、3,218円(税込)/月。ん?ちょっと高くないですか。

iPhone SE 32GB スマホプランSの内訳 (税込)

スマホプランS(1GB) 3,218円
端末価格 540円(頭金) + 2,700円(24回払い)
データ容量2倍オプション(+1GB) 0円 ※25ヶ月間無料
月額割引(24ヶ月間) -1,620円
ワンキュッパ割(12ヶ月間) -1,080円

これらは大手キャリアのように端末がセットになり分割手数料も無料で、さらに月々の端末代は他の利用料から割引されるので一見お得に思えます。しかもワイモバイルはキャンペーンで25ヶ月間のデータ容量が2倍になりますしね。

しかし、2年間の契約期間があり途中で解約する場合は9,500円の解約手数料が発生します2年間を超えた場合でも更新月以外に解約する場合は解約手数料を支払わなければなりません

たとえ端末価格の残債がなくなっても契約期間の縛りは残り続けますし、ワイモバイルのワンキュッパ割は契約日翌月から12ヶ月間のみ。けっしてコスパが良いとはいえません。

Apple StoreでiPhone SEは購入すべき


© judy dean

iPhone SEは Apple よりSIMフリー版を購入格安SIMを挿入して使う方法がおすすめ!これなら、契約期間の縛りがないうえ自分のライフスタイルに合わせた格安SIMが選べます。

また、Appleならいま使っているスマホを下取りに出すと、条件を満たした場合に最大30,000円引きしてくれます。12回払いの分割なら金利0%で購入することもできます。

iPhone SE 32GBは39,800円。これをAppleで購入し2年間の利用を想定すると、なんと端末価格は1,658円/月

このAppleでiPhone SEを購入する最大のメリットは、なんといっても24ヶ月の最低利用期間と更新月以外の解約で手数料が発生するといった、ケータイ会社おなじみの “縛り” がないこと。

LINE MOBILEはiPhone SEと相性がいい

もちろん、SIMフリー版のiPhone SEに挿入するSIMカードは、LINEモバイルでなくてもOK!

しかし、サービス満足度と価格に優れたLINEモバイルは、いまもっとも注目すべき格安SIMです。

なぜ、LINEモバイルをおすすめするのか、その特徴はおもにこの4つ。

01. おもなSNSの通信消費ゼロ

LINEをはじめとするFacebook、Twitter、InstagramのSNSはデータ通信カウントフリー。つまり、データ容量を気にすることなく無制限に使えます。

02. LINEの年齢認証をスルー

他社の格安SIMはLINEの年齢認証ができませんが、LINEモバイルなら大手キャリアと同様LINEのID検索が利用できます。

03. LTE高速ネットワークの安定

格安SIMはドコモやauのネットワークを借りているので、朝の通勤時間やランチタイムなどの混雑時は速度が遅くなりがち。しかし、LINEモバイルは同じMVNOながら比較的速い速度をたもちネットワークも安定。ストレスなく利用できます。

04. フィルタリングオプション無償提供

iPhoneをお子さま専用にする場合でも、LINEモバイルはフィルタリングアプリのi-フィルターが無料で利用できます。余計なオプションにお金を払うことなくiPhoneをお子さま専用にできます。

料金プランが超シンプルでわかりやすい

LINEモバイルの料金プランは3つ、とてもシンプルでわかりやすい。いずれも、データ + SMS + 音声通話が含まれたプランなのでMNPが利用可能です。

01. LINEフリープラン

1,200円/月
月間データ容量1GB、LINEのデータ消費ゼロ

02. コミュニケーションフリープラン

1,690円〜3,220円/月
月間データ容量3GB〜10GB、LINE + Twitter + Facebook + Instagramのデータ消費ゼロ

03. MUSIC + プラン

2,390円〜3,520円/月
月間データ容量3GB〜10GB、LINE MUSIC + LINE + Twitter + Facebook + Instagramのデータ消費ゼロ

4年間使えば月のスマホ代は実質2,029円!

そう、お気付きの人もいるかと思いますが、格安SIMのLINEモバイルは激安というわけではありません。しかし、通信速度の安定と速さ、主要SNSのデータ消費ゼロ、この2つだけとってみてもとても利便性が高い。使い慣れたLINEだからこそ格安SIMデビューにもおすすめで、きっと満足できます。

そして、値下げされたiPhone SEにLINEモバイルのSIMを挿入すれば、契約期間の縛りや違約金の心配もなくストレスフリー。ただし、LINEモバイルの音声通話SIMのみ12ヶ月間の最低利用期間があります。

月々のランニングコストは、iPhone SE 32GB 端末価格1,658円(39,800円/24ヶ月) + LINEモバイル LINEフリープラン 1,200円 = 2,858円。これは2年間の利用を想定した場合ですが、もちろん長く使うほど月々のスマホ代はどんどんお得に!

といっても、iPhoneは電池バッテリーのこともあり消耗品。最大で4年間使用できると考え、48ヶ月の利用で毎月の実質費用を算出。すると、端末価格829円(39,800円/48ヶ月) + LINEフリープラン 1,200円 = 2,029円

iPhone SE 32GB契約期間の縛りなしで2,029円/月で利用できる!これはすごくコスパがいいと思いませんか。もちろん、iPhone SEを一括購入すれば月々の請求はLINEモバイルの基本料金と通話料のみ。すると、月々請求されるスマホ代が1,200円〜になるということ、激安です。