クルマのエアコン
自宅のエアコンは冷房を使ったあとの結露によるカビ繁殖予防として内部クリーン機能やドライ運転を心がけますが、車のエアコンはほとんどの人がそのままエンジンオフ。
車のエアコンも例外ではないのになぜでしょう。
夏場にカーエアコンをつけると酸っぱいような鼻につくにおいやホコリくさいにおいがするようであれば、内部の熱交換器やフィルターにカビが繁殖し、ホコリや雑菌に侵されている可能性があります。
これを放置するとエアコンの吹き出し口からカビとホコリと雑菌を車内に放出し、アレルギーや喘息を引き起こす可能性があります。
冷房運転をしたあと30分以上車を離れるときは、温度と風量を最大にした暖房を1〜2分かけると、エアコン内部に溜まった水分を飛ばすのでカビ繁殖予防に効果的です。
とくに夏場はわざわざ暑いなか暖房をかけてカビ予防なんて…と嫌気がさしますが、定期的にやるよりもルールを決めてこまめにやったほうが、だんぜん効果的です。
濡れたままの歯ブラシ
使い終わった歯ブラシには食べカスと水分がたっぷり付着していて、雑菌が繁殖するのに十分すぎる環境です。
また、すすいでそのままスタンドに置いた濡れたままの歯ブラシには一気に雑菌が繁殖します。
基本的なことですが濡れたまま放置するということは、わざわざ雑菌を増やしているということです。
歯ブラシは水できれいにすすいだあと、ティッシュペーパーで水気を取りましょう。これだけで雑菌の繁殖率は格段に下がります。
洗面台にあるコップ
歯磨き後に口をゆすぐコップは基本的に家族共有、軽くすすいで定位置に、といった具合でしょう。食事を済ませた食器は毎回洗剤で洗うのに、なぜ洗面台にあるコップはほとんど放置なのでしょうか。
まず、ひとつのコップを家族で共有しているのであれば、それだけで毎回洗浄する必要があります。また、濡れたまま放置していてはとても多くの雑菌が繁殖している可能性があり、とてつもなく不衛生です。
歯磨き中に飛散した唾液や食べカスがコップに付着することで、緑膿菌が繁殖するリスクもあります。
洗面台のコップを毎回洗剤で洗うのは手間ですが、せめてきれいにすすいだあとは自然乾燥ではなくティッシュペーパーで水気を拭くようにしましょう。
バスマット
わたしはなぜ、あえてバスマットを購入し置く必要があるのか分かりません。多くの人が濡れた足で踏みトントンするバスマットには、水分や皮脂汚れによる雑菌が多く繁殖しているからです。
しかも、家族に水虫の患者がいたら、そのバスマットを習慣的に使用することで水虫菌の感染リスクが格段に高くなります。
ようするに、バスマットには目に見えない恐ろしいほどの雑菌が繁殖しているわけです。
バスマットってあまり頻繁に洗濯しませんよね?しかし、清潔をたもつために毎日洗濯するわけにもいきません。
わたしはバスマットを使用していません。そもそも汚いバスマットをあえて使う必要がありませんし、からだは浴室の中で拭けばいいわけです。濡れた足をトントンするときは、からだを拭いたバスタオルを床に置いています。
掃除機がけだけのフローリング
じゅうたんと違いフローリングは掃除がしやすいうえにホコリや表皮によるダニもあまり繁殖しないので衛生的と思いがちです。
しかし、掃除機でゴミやホコリを吸引していればフローリングはきれいと思っていたら大間違い!ウェットクリーナーで軽く拭いてみてください。きっと真っ黒になるほど汚れているはずです。
これは、あちこちの汚れを踏み集めてくるスリッパや素足による汗や皮脂汚れが蓄積された証拠です。
一見きれいに見えるフローリングも、モップやぞうきんでウェットクリーンをしないと汚れや雑菌がたくさん潜んでいるわけです。
スマートフォン
これはうすうす感じていると思いますが、スマホは汚いです。私たちは手が汚れたと思ったら手を洗います。これは当たり前のことなのに、スマホは洗いません。
私たちの生活には常にスマホがあり「あれこれ触った手で触る」を繰り返しています。スマホが自分の手だったら絶対に洗いたくなるほどです。
トイレにスマホを持ち込み、スマホを片手に食事をする。これは大腸菌をおかずにしているようなもの。普段あたりまえにあるスマホだからこそ深く考えないものですが、自分の右手代わりに触るスマホにはさまざまな細菌が付着していることを忘れないでください。
スマホの表面がヌルヌルしたり液晶画面に指紋や皮脂汚れが目立ち始めたら、アルコールティッシュで拭きましょう。もちろんケースも忘れずに。
一見きれいな洗濯槽
洗濯槽は定期的な手入れをしないとすぐに黒カビや雑菌が繁殖します。一見きれいに見える洗濯槽でも凹凸やその外側に湿気がたまり、また洗剤カスや皮脂汚れによって黒カビやバクテリアが増殖していきます。
洗濯機を使わないときはフタを開けっ放しにしていますか?最近はドラム式の洗濯機を使う家庭が多くなり、使わないときはトビラを閉めたままという人が多いようです。
これはとても危険で黒カビや雑菌が繁殖する絶好の環境をつくってしまいます。
まずは、洗濯機に乾燥機能があれば毎回30分ほど運転させること。これにより湿気を飛ばし菌の繁殖を防ぎます。また3週間に1回は重曹や塩素系の洗濯槽クリーナーで黒カビや細菌を殺菌します。
照明の上や冷蔵庫の奥
ちょっとダイニングチェアの上に乗り、高いところから部屋を見渡してください。
私たちはフローリングやテーブルの上など目に見える範囲の掃除は徹底しますが、テレビのウラや冷蔵庫の奥、エアコンの上やキャビネットの上といった普段目に入らないところは放置しがちです。
きっとそこにはぞっとするほどホコリ汚れが溜まっていて、蓄積されたホコリが黒く固まっていると思います。
上のほうにある汚れを掃除するときは床掃除する前におこなってください。クイックルワイパーやハンディクリーナーできれいにしたあと、床に落ちた細かいホコリを掃除機できれいにする、これを定期的に実践することが大切です。
掃除を怠った空気清浄機
空気清浄機のフィルターにはゴミやホコリが溜まりやすく、このフィルター掃除を怠るとダニやカビを空中に撒き散らしてしまいます。アトピー性皮膚炎やアレルギー性喘息にいいと聞き買った空気清浄機が、その症状を悪化させてしまっていたなんてことになりかねません。
空気清浄機のクリーンサインが緑色なら大丈夫と勘違いする人がいますが、これは空気清浄機の中のサインではありません。
基本的に、とりあえずつけておけばいいでしょう、という考え方は捨てましょう。
トイレ掃除のブラシ
まだトイレを雑菌ブラシで掃除しているんですか。トイレ掃除に使うブラシには大腸菌やバクテリア菌といった数億もの菌が付着しています。
その菌はブラシケースの湿った環境でどんどん増殖していきます。また、使い古したブラシは先が荒くなりゴシゴシこすることで便器がキズついていきます。そのキズの中にブラシに付着している雑菌が入り込み、増殖。掃除中に飛び散ったトイレマットや壁などにも拡散しがちです。
わたしは最強粘度できれいにするスクラビングバブルの超強力トイレクリーナーを使っています。これは本当に強力でトイレ掃除を放置したときにできる黒ずみリングも1回できれいに落ちます!フチ裏の黒ずみも3分ほどのつけおきできれいになるので、もう雑菌トイレブラシは不要です。
一度口をつけたドリンク
ペットボトルの水やジュースは1回で飲みきる必要があります。というのも、一度口をつけたドリンクは一気に細菌が増殖するからです。
基本的に口をつけたペットボトル飲料は菌が増殖する環境が整っています。
まず、口の中にある食べカスが飲料の中に入ることで菌のエサとなります。また、ジュースやコーヒーの糖分も同じです。そして水分。これらの条件が重なり時間とともにどんどん菌が増えていきます。
また、菌は30〜35℃の環境で増殖するので、とくに夏場は神経質になる必要があります。炎天下や車内で飲んだペットボトル飲料は必ず飲みきるようにしましょう。
よく安いからと2Lのペットボトルを持ち歩きそれを何日にもわたって飲んでいる人や、もったいないからと飲み残しを翌日に持ち越す人がいます。状況にもよりますがこれは絶対にやめましょう。
もちろん注意すべきはペットボトルだけでなく、水筒やタンブラーも同じです。