じつは優秀ブラーバ アトピーにもルンバよりおすすめ

まず、ロボット掃除機の ルンバ と床拭きロボットの ブラーバ を1年間ほど使った感想を比較してみます。

ルンバのメリット

  • 全自動で掃除できる
  • 自動で充電できる
  • セッティングが不要
  • ラグの上も掃除できる
  • 家中掃除できる
  • ゴミの取り残しがほとんどない
  • クロスのコストが不要

ルンバのデメリット

  • 排気でホコリを撒き散らすことがある
  • ゴミ捨てが必要
  • フィルター、吸引ブラシの交換が必要
  • ダストボックス、ブラシ、吸引口の掃除が必要
  • 動作音が気になる
  • 拭き掃除ができない

ブラーバのメリット

  • 排気がないので空気を汚さない
  • ゴミ捨てが不要(クロスの処理は必要)
  • ルンバと比較して純正の交換品が少ない
  • 本体の手入れがほとんど不要
  • 動作音が静か
  • 拭き掃除ができる
  • ゴミと皮脂汚れが同時に取れる

ブラーバのデメリット

  • 全自動で掃除できない
  • 自動で充電できない
  • セッティングが必要
  • NothStarキューブの設置が必要
  • 片付けが必要
  • ラグの上は掃除できない
  • 家中掃除できない(ブラーバ390jは複数の部屋を掃除できる)
  • 拭き掃除専用のためゴミの取り残しがある
  • クロスが必要
  • クロスのコストがかかる
  • NothStarキューブの電池持ちが悪い

ルンバは排気に気をつかう

おもに毎日の掃除機がけにはルンバを、フローリングがべたつきはじめたらブラーバで水拭きをするといった用途でそれぞれ使いわけていました。しかし、最終的にはブラーバだけで掃除することに落ち着きました。

もともとアトピー性皮膚炎に悩まされているわたしは、掃除に人一倍気をつかっています。そんななか、全自動でゴミを残さず吸引してくれるルンバよりも、半自動でゴミを吸着してきれいにしてくれるブラーバのほうが、アトピーを悪化させずにすむと気づきました。

まず、ルンバは家中を全自動で掃除できます。カーペットの段差も部屋をまたいでの掃除も、すべておまかせです。バッテリーが切れそうになっても自分で充電器に戻るので、ゆいつ必要なことはゴミ捨てくらいです。

しかし、ルンバを含む一般的な掃除機には最大のデメリットがあります。それは、掃除機の排気を空気中に撒き散らしていること、その排気にダニやハウスダストの含有リスクがあることです。もしそうであれば、せっかくロボット掃除機でこまめに掃除しているのに、むしろアトピーには悪影響ということになります。

ルンバのダストボックスはピカピカにしておきフィルターも頻繁に交換していれば、多少はマシかもしれません。しかし、わたしのようにゴミ捨ては気まぐれ、ダストボックスは取りきれない汚れだらけ、最後にフィルター交換した時期すら思い出せないようであれば問題です。

また、ルンバの排気や臭いを軽減するために窓を開けて掃除するのはよくありません。窓を開けて外から入った空気がサッシや床に落ちているゴミやハウスダストを撒き散らすからです。

基本的に掃除中は窓を閉めておきます。密閉した空間で掃除機をかけることに抵抗があれば、ルンバは向いていません。

ブラーバは活用しやすい

わたしは ブラーバ380j という少し前の機種を使っています。ブラーバジェットより気に入っている点はクイックルワイパーなど市販のフローリングシートが使えるところです。ちなみにわたしはこのように使っています。

  • 立体吸着ウェットシート
  • 乾拭きモード(ドライモード)
  • キューブなし
  • 部屋のドアを開ける
  • 部屋のすみからスタート

まず、ゴミを吸着しつつ皮脂汚れを落としてほしいので、いつもウェットタイプのフローリングシートを装着。このときの動作モードは乾拭きモードです。そのあと、マイクロファイバーのクロスを装着して水拭きモードで掃除することもあります。素足で歩いたときのサラサラ感は断然マイクロファイバー + 水拭きモードです。

フローリングシートとマイクロファイバーのクロスはいずれも100円均一で買ったものを使っています。

ちなみにもっと上を目指すならシャークの スチームクリーナー がおすすめです。これは100℃以上の高温ドライスチームで汚れを落とすので、水だけで99%の除菌ができます。わたしはロボット掃除機を買う前にこれを使っていましたが、スチームモップで掃除するとサラサラ感を通り越してキュッキュとなっていたことを覚えています。

また、掃除中の摩擦によってホコリを空気中に撒き散らしたくないのであれば、あらかじめ床を湿らせておけばホコリの浮遊を防ぐことができます。

わたしは、次亜塩素酸ナトリウムなどの 除菌消臭水 をスプレーし、ブラーバで乾拭きすることもあります。汚れの除去はもちろん除菌と消臭が同時にできるので、ペットのいるご家庭などおすすめです。

キューブなし、後悔なし


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当初はブラーバを買って後悔していました。全自動で家中掃除してくれるルンバに慣れていたわたしは、てっきりブラーバもルンバとおなじような感覚で使えると思っていたからです。

しかし、わたしの買ったブラーバはNothStarキューブという黒い箱を部屋の中央に置く必要があるうえに、その部屋しか掃除してくれません。しかも床に直接キューブを置くとブラーバが押してずらしてしまい、うまく動作しなくなります。

ちなみに ブラーバ390j は複数の部屋を同時に掃除できる機能を搭載しているそうです。

とにかくルンバと比較してブラーバは手間がかかるうえに使いづらい、正直ブラーバなんて買わなければよかったと後悔したのが最初の感想です。しかし、司令塔のNothStarキューブを使用しないことでブラーバがとても使いやすくなったんです。わたしはそこからブラーバを活用するようになります。

では、キューブなしでうまく動作してくれるのか、答えはYES。しかも、あえてキューブを使用しないことで複数の部屋を一気に掃除できます。

まず、すべてのドアを全開にします。この状態でブラーバを動かすとドアの向こうまで掃除してくれます。どうやら司令塔がないブラーバは障害物がなければ行けるところまで行ってくれるようです。

しかも最初にスタートさせた場所にちゃんと戻ってきてくれます。なのでブラーバを部屋のすみに置いてオン、そこから一番遠いところまで行って戻ってきます。古い機種のブラーバでも2〜3部屋をワンタッチで掃除できます。しかし、壁ぎわや部屋のすみに少し取り残しが目立ってしまうので徹底してきれいにしたい場合はキューブが必要です。

そもそもブラーバは拭き掃除専用なので、目に見えるゴミやホコリの掃除には向いていません。本当にきれいにしたいのならルンバで掃除してからブラーバを使うべきです。しかし、わたしはめんどくさいのでそんなことはしません。ブラーバが取り残した汚れをクロスで拭き拭きするのもわたしの日課です。

また、ブラーバで複数の部屋を一気に掃除すると、ドアレールの溝に小さなゴミやホコリが溜まります。これは、ブラーバのクロスに付着した汚れがドアレールの凹凸により落ちてしまうからです。

ブラーバだけで掃除をすまそうとすると、こういった意外なデメリットもあります。

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