薬に頼らない大人アトピーの治し方と生活習慣 自分で治すと完治する

アトピーが悪化する8つの原因

アトピーはほんの些細なことで発症し、その連鎖で悪化していきます。

大人の慢性化したアトピー性皮膚炎を薬に頼らないで治すには、日常生活の小さな積み重ねが大切です。

アトピーが慢性化するとつい忘れてしまいますが、アトピーには必ず原因があるということです。そして、症状を改善しアトピーを完治させるためには、この原因を知ることから始める必要があります。

食事による影響

まず、おどろくことにアトピーを悪化させる原因の8割が食事です。ということは、食事さえ気をつければアトピーのほとんどは治るということです。

そのアトピー悪化の原因となる食事の特徴は大きく4つ。

  • 多くのアレルギー源となる動物性タンパク質の食品を摂ること
  • 悪玉菌のエサとなる砂糖や高糖質の食品を摂ること
  • リノール酸を多く含む植物油と植物性油脂を摂ること
  • 体内の水分を滞らせる小麦粉を摂ること

まず、肉や牛乳はからだによさそうですが、アトピーのことを考えると動物性タンパク質という多くのアレルギー源を含むのでよくありません。

牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳、卵。そしてこれらを原材料に作られるハム、ソーセージ、ベーコン、ラード油、ヨーグルト、ケーキ、クッキー、チーズなど、すべての動物由来の食品アレルギー発症の原因となります。

そして、アトピーと腸内細菌バランスは密接に関係しているので、悪玉菌のエサとなる砂糖や高糖質の食品も摂りすぎると腸内環境が悪化し、アトピーの症状も悪くなります。

肌の乾燥

基本的にアトピーの肌は水分不足で、こまめに保湿をしないと乾燥がひどくなり皮膚のバリア機能が低下します。この状態で花粉やホコリ、街中の汚れた空気などの刺激を受けるとカサカサしたかゆみや湿疹を引き起こすわけです。

腸内細菌バランスの乱れ

腸内環境とアトピーは密接に関係しています。アトピーをいい状態に保つには腸内の善玉菌と悪玉菌がバランスよく整っている必要があります。

その腸内環境を悪化させる原因は食事だけとは限りません。ストレスはもちろん、お腹を冷やしすぎたり、冷たいドリンクを好んで飲むこともそうです。

睡眠不足とストレスの蓄積

仕事が忙しいときや不規則な生活をしていると肌荒れが悪化するように、アトピーはストレスとも密接に関係しています。また、疲労や生理によるホルモンバランスの乱れも影響します。

せっけんの刺激とすすぎ残し

これは盲点でした。普段からしっかりスキンケアをおこなっていても、デリケート肌用のケア用品を使っていても、市販のシャンプーや洗顔フォームに含まれる合成界面活性剤、防腐剤、香料刺激が強いので、この刺激により痒みや炎症を引き起こします。

なかには、念入りにすすいでも落としにくい成分もあります。そのため、しっかり洗い流したつもりでも肌に残っていることが多く、それが原因で湿疹につながるケースも少なくありません。

花粉など粒子による刺激

花粉、黄砂、PM2.5、タバコの煙などの粒子はとっても小さく、簡単に肌の内部へ粒子性物質が侵入します。もともと、一般的な肌に比べてアトピーの肌は保護されていませんから、それが刺激となりアレルギー反応を引き起こします。

ダニによる刺激

ダニによるアトピーの悪化は有名な話ですよね。ダニは布地の素材に多く生息し、湿度の高い環境を好みます。そのため、梅雨〜夏・秋にかけてはダニが急激に増殖する恐れがあり、ファブリックのソファ、クッション、カーテンなどに多くひそみます。

普通に生活している限りは、ダニによってアトピーが悪化しやすい環境にあるわけです。

体毛による刺激と汚れ

よくデリケートゾーンが蒸れてかゆくなるように、体毛を伸ばしたままにしておくと、そこに汗、皮脂、汚れが付着して湿疹の原因になります。

また、すね毛をカミソリで処理したり、ヒゲをシェーバーで剃る行為などが肌への刺激となり、患部の治りを遅らせたり、肌荒れを引き起こすことになります。

アトピーの原因にもとづく改善策

セタフィルで保湿をする


© Galderma Laboratories

乾燥肌によるかゆみを防ぐには、毎日欠かさず保湿ケアをおこない、かつ内部までじゅうぶんに水分補給をしなければなりません。

そのためには、高価な保湿コスメではなく、比較的リーズナブルで保湿力の高いものを選ぶ必要があります。

これまで皮膚科で処方されたヒルロイドおよびビーソフテンのローション&クリームを使用してきましたが、保険適応とはいえ、これを毎日使うにはかなりの量が必要で経済的に負担がかさみます。

そして、わたしは市販の保湿剤で代用できないかと思い、昔から定評のあるユースキン、保湿力に優れたニベアの青缶、スプレー温泉水のアベンヌウォーター、フェイスケアには資生堂のdプログラムを使用します。

しかし、どれもイマイチしっくりきません。そこで、小さなサンプルをいただいたことがきっかけで、アメリカのスキンケアブランド セタフィル に出会います。

このセタフィルには多くのシリーズがありますが、おもにクリームとローション保湿剤に適しています。いずれもアマゾンやコストコで買うことができ、ローションは大容量の473mlが2本で1,548円と激安です。

セタフィルは安いうえに保湿力があるので、クリームを1日2回全身に塗っても4〜5ヶ月はもちます。

わたしは、毎朝の外出前と、お風呂あがりにクリームを顔と体に塗っています。夏はすこしべっとり感があるので、さらっと仕上げたい人にはローションがおすすめです。

また、外出前には顔から首にかけて念入りに浸透させることで、花粉による肌荒れやかゆみも軽減できます。

食事は糖質を控えて発酵食品をとる

腸内環境が乱れる原因のひとつに糖質のとりすぎがあります。糖質は白米、小麦粉、パン粉、さつまいも、バナナなど身近な食材に多く含まれているので、普通に食事をしている限りとりすぎているんです。

そのため、食事は肉や野菜を中心に食べる必要があります。

また、フルグラやオールブランなどのシリアルは、オーツ麦やライ麦など食物繊維が豊富なうえ腸にいいといいます。

しかし、わたしは大量の砂糖で味付けされているシリアルは決して腸にいいとは思えませんし、むしろ糖質のとりすぎで腸内環境が悪化すると思います。

よくアトピーの治療には徹底した食事制限が必要といいますが、わたしはそうは思いません。あまりあれこれ制限したり食材を吟味しすぎると、逆にそれがストレスになり悪影響だと思うからです。

実際にわたしは厳しい食事制限などはしておらず、1日の糖質を150gに制限するくらいです。

といっても、この糖質制限がとても大変で主食はご飯半膳またはブランパン。そして、野菜は多めにとります。間食のお菓子も控え、たまに食べるくらいです。

しかし、最初は半信半疑のこの食生活でしたが、1週間目にして体のかゆみがおどろくほどラクになりました。ボコボコした赤みも徐々におさまっていき、もちろんかゆみがひどいときは薬を塗りますが、それでも糖質制限を意識する前とは明らかに違います。

腸内細菌のバランスを整えるにはさきほどの糖質制限にくわえ、納豆などの発酵食品をとるのもおすすめです。

腸内環境が整うと、花粉症や粒子による肌荒れ湿疹の症状も改善されました。もちろん、完ぺきに治るわけではありませんが、これまで苦労していた症状が薬に頼らず改善できるのはとても嬉しいことです。

ちなみにヨーグルトはアトピーのアレルギー源でもある動物性タンパク質が多く含まれるので、アトピーの人はあまり積極的にはとらないほうがいいです。

便を気にする

便とおならの臭いは健康のバロメーターです。

まず、いま自分の腸内環境がどうなっているのかは、おならの臭いで判断できます。

臭いおならは悪玉菌が優位にある状態。あまり臭くないおならは腸内細菌バランスが整っている状態です。

また、便通は1日1回、形はバナナ1本、色はおおどいろ、拭き取りやすい弾力のある便が理想的です。もし、焦げ茶色やチョコレートのような色であったり2日に1回程度の排便であれば、悪玉菌が増えすぎている可能性があります。

入眠3時間はぐっすり眠る

誰でもストレスや疲れは溜まるので、アトピーの人はとくに、これを1日の終わりにリセットしなければなりません。

わたしは、寝不足がよくないと思い7〜8時間の睡眠をこころがけていました。しかし、身体にいいとされる睡眠は入眠から3時間をぐっすり眠ることだそうです。

せっかく長時間の睡眠をとっても、この3時間にレム睡眠や寝苦しさを感じていたら意味がないということ。逆にいえば、このゴールデンタイムを上質な眠りにすれば、ストレス、疲労、腸の環境がリセットされるので、アトピーを悪化させるリスクが軽減できるというわけです。

そのためには就寝前のスマホやテレビ鑑賞は避ける必要がありそうです。

寝る4時間前から空腹を保つ

睡眠時に腸を休めることが、アトピーにとって大切なことです。

わたしは夕食や間食は寝る3時間前までに済ませ、空腹の状態で寝るようにしています。そうすることで翌朝すっきり目覚めることができ、腸のバランスも整います。

よくテレビで腸内フローラと耳にしますが、じつはアトピーにとって腸内細菌バランスはとても重要。腸内環境を整える方法はさまざまですが、わたしがおこなっているのは、夜8時以降は食事をしないこと。

というのも、食事や間食をしたあとにすぐ寝ると、睡眠時に腸のはたらきが鈍ることでうまく消化されません。しっかり寝たはずなのに翌朝だるい、ガス溜まりや便秘が続くなどといった症状は、これが原因かもしれません。

睡眠中に腸はその日に食べたものを消化しようと働きます。しっかり睡眠で腸がリセットできれば、翌朝すっきり目覚めることができ、快便も望めます。

睡眠時に腸がしっかり働いてくれる環境は、空腹であるということ。夜8時以降は食事をしないように心がけることで、睡眠中に腸が働き、寝起きもすっきりするはずです。

この腸内環境こそ、アトピー治療において重要な要素。

ちなみに数回ほど夜遅くに夕食をとることがありましたが、やはり翌日のアトピーに影響しました。腸内環境とアトピーはおどろくほどダイレクトにつながっています。

せっけんはすべて無添加を使う


無添加洗顔せっけん

大前提にボディソープやシャンプーは念入りに洗い流さなければなりません。もし、首もと、首の付け根、耳まわりなどに湿疹があるようなら、せっけんの洗い残しが原因かもしれません。これは無添加せっけんでも同じです。

そして、テレビCMで目にするメリット、ビオレ、ダヴ、ニベアなどのボディソープやシャンプーはどれも一般ウケするように開発されています。

香料、着色料、界面活性剤など商品をデザインするために含まれる多くの添加物は見た目や香りを整えるためには必要ですが、アトピーの人にとってはどれも不要です。

わたしが無添加せっけんを使う理由は、市販の商品と比べて無駄な成分が加えられていないので、洗い残しの心配が軽減できるということ。また、合成界面活性剤という強力な洗浄成分で肌や頭皮を傷めることなく洗うことができるので、不要な汚れや皮脂のみ洗い流せるということです。

ボディソープは セタフィルPRO を使用していますが、シャンプーとリンスは無添加せっけんでおなじみの ミヨシ石鹸ミヨシの泡の無添加せっけん を使っています。あまり大きな声で言いたくないくらいミヨシの無添加せっけんシリーズはアトピーの人にとって本当におすすめです。

自然由来の石鹸成分だけでつくられているので、余計な刺激が一切ありません。低刺激という言葉も似合わないほどです。

また、シャンプーを無添加せっけんに変えたことにより、カサカサ落ちるフケが大幅に改善されました。しかし、頭皮に湿疹がある場合はせっけんがしみるので避けたほうがいいかもしれません。頭皮がかゆい場合はステロイドローションでいったん落ち着かせてから、やさしく洗い流すといいでしょう。

まるで薬を塗っているかのようにボディソープでアトピーを改善したいのであれば、セタフィルPRO を本気でおすすめします。

わたしはまだブランド名がセタフィルレストラダームのころに出会い、初めて使ったときからおどろくほど痒みが落ち着いらことをいまでも鮮明に覚えています。そして、これをきっかけにステロイド薬に頼ることなく自分でアトピーを治すと決意したわけです。

ちなみにセタフィルPROは泡立ちません。全身を洗うので1回分の使用量は少し多くなります。しかし、コスパの悪ささえ除けば、セタフィルPRO の右に出る商品はありません。

洗濯洗剤を無添加せっけんに変える

すでにせっけんにはこだわっていて、かつアトピーのケアもこまめにしている。なのに体の湿疹が治らない。といった場合は、洗濯せっけんに原因があるかもしれません。

からだを洗うボディソープに気をつかっていても、直接肌に触れる洗濯物を洗う洗剤はそのまま、なんてこと意外と多いんです。

そもそも、洗濯用洗剤のテレビCMは、強力に汚れを落として白さを保つようなものばかり。合成界面活性剤、蛍光剤、漂白剤、合成香料、着色料、保存料、衣類が白くきれいになっていい香りもするので家事が楽しくなりますが、そんな強力な科学洗剤で洗った衣類アトピー肌には刺激が強すぎます。

よく汚れが落ちそうなアタック、ボールド、トップといった名前の洗剤のことです。

わたしが無添加せっけんを使うようになって思ったことは、これでじゅうぶんということ。消費者のニーズが増え技術が追いつくからか、どんどん新商品が発表されます。しかし、そもそもそれは必要なのでしょうか。

赤ちゃんの肌は人間本来の肌そのもの。その赤ちゃんに無添加せっけんを使うように、人間の肌にはこれ以上もこれ以下もないはずです。わたしは、アトピーにはこの考え方がとても当てはまると思います。

また、無添加せっけんはオーガニックと勘違いされやすく高価と思われがち。しかし、無駄な成分が入っていないぶんとてもリーズナブル、まさに一石二鳥です。

このような刺激成分が無添加の商品でヤシの実せっけんが有名ですが、わたしは洗濯洗剤を arau(アラウ)の無添加せっけん を使っています。これは柔軟剤なしでもほのやかにいい香りがして、ふわっと洗い上げてくれます。

部屋干し派でも嫌な匂いがしないので、これまでの洗剤のような感覚で使えます。

汗はすぐに洗い流す

一日活動した表皮には汗、油汚れ、花粉、黄砂、PM2.5、ハウスダストなどかゆみの原因となる汚れがたくさん付着しています。

そして、汗に含まれるもの塩分老廃物 など。アトピーの人はこれが皮膚に付着するとかゆみを引き起こし、放置するとあせもや湿疹を発症するわけです。

こういった刺激物を帰宅時の入浴できれいにリセット。もし時間がないのならシャワーだけでもOKです。

夏はべたついた汗が残ったまま家でくつろいでいると、無意識にたくさん掻きむしってしまいます。またソファやベッドに外の汚れを付着させないので清潔に保つこともできます。

帰宅後すぐにお風呂へ直行する習慣は、インフルエンザや新型コロナウイルスをプライベート空間に持ち込まないメリットがあるので感染症対策にもおすすめです。

また、スナック菓子に使われているような質の悪い脂を摂取したり食生活が乱れていると質の悪い汗をかきます。これには、多くの塩分と老廃物が含まれていて、雑菌が繁殖しやすくなります。体臭を指摘されたり汗がベトベトしていると気づいたら要注意。この汗がアトピーにいいわけありません。

まず、アトピーである以上あまり汗をかかないように気をつけること。しかし、これでは日常生活を制限されます。

なので、わたしは夏の紫外線と湿気によるジメジメした汗は、なるべく涼しい場所へ避難してから水で濡らしたタオルで拭きとります。また、近くにシャワーがあれば軽く洗い流しています。

めんどうではありながらも夏はこの習慣を続けていると、やはり汗はすぐに洗い流すことでほとんど肌がかゆくならなくなりました。

マットとカーテンはすべて破棄する

室内で最も多くダニが生息しているのは、生地が布製の家具日用雑貨、そして寝具です。じつは、無意識に生活しているなかで家具や日用雑貨には布製品がとても多くあり、それが知らぬ間に悪影響を及ぼしています。

まず、わたしはトイレマット、キッチンマット、玄関マット、バスマット、洗面台のマット、リビングのラグすべて破棄しました。そもそもフローリングであればトイレマットは不要ですし、バスマットも浴室内で体を拭けばなくても困りません。それに、多くの雑菌や水虫菌の感染リスクも軽減できます。

このようなマット類は手軽に洗えないので、どうしてもホコリやダニが増えていきます。また、あれこれマットのない室内は掃除がとてもラクです。

また、カーテンはブラインドに変えて、クイックルワイパーでささっと掃除できるようにしました。

しかし、どれだけ気をつかっても、ハウスダストとダニを完ぺきになくすことはできません。それに、毎日欠かさずソファやマットレスをふとんクリーナーで掃除することは大変です。

そのため、できるだけダニが生息しにくい環境あらかじめつくっておくことが大切です。例えば、さきほどのマット類の破棄に加え、ソファはファブリックではなく革製品を選ぶ。また、湿気のたまりやすいマットレスではなく、定期的に天日干しできる敷布団を利用する。

ちょっとした生活環境の改善が、日々の習慣が大きく影響するアトピーにとってはとても意味があります。

一気にステロイドを断たない

脱ステロイドという言葉はアトピーに悩む人にとって魅力的に聞こえます。しかし、完全にステロイドを使わない治療はとても苦しいものですし、そもそもステロイドはそんなに悪いものではありません。

昔の人より現代人にアトピーが多いのは、わたしたちの生活環境が便利かつ快適になったからではないでしょうか。例えば、殺菌・消毒は当たり前、美白や美容成分が配合された化粧品、添加物が加えられたファストフードやコンビニ弁当、甘くておいしいスイーツやお菓子、スマホの使いすぎによる睡眠不足。

たとえステロイドをやめたとしても、このような有害を受け入れていたら意味がないと思いませんか。

昔はこのように快適ではないからこそ余計な刺激が少なく、また身体に対して過保護になることもできません。そのため、いまよりも免疫力が鍛えられ、アトピー疾患にはならずにすんだのでしょう。

だからといって昔のようなライフスタイルに変えることはとても困難。なので、いつもの生活環境のなかでアトピーによくないとされることを改めていき、アトピーの症状が出る原因を根本的に抑える。このベースを習慣化していい状態を長く保つことが堅実ではないでしょうか。

まず、アトピーを根本的に改善する生活習慣を心がけて、そのなかで炎症が出たらステロイドを塗る、こんな感覚がいいと思います。

ちなみにわたしは必ず生理前に肌が刺激に弱くなりアトピーがひどくなっていました。

かゆみがひどいときは我慢せず、ステロイドを塗って一気に治します。ちょっとよくなったからといって塗らなくなると、永遠に塗り続けることになり、それこそよくありません。ステロイドに依存することなく必要なときは頼るのがベストです。

そして、徐々に根本的な原因が減っていきアトピーも改善してきたら、必然的にステロイドの使用量や頻度は減ります。

「気づいたらステロイド使ってないや」という日が必ず訪れるように。

永久脱毛でムダ毛をなくす

髪の毛もそうですが毛は汗や皮脂よごれをたくさん集め、それが肌荒れやかゆみの原因となります。アトピーはからだの一箇所が痒いと、そこからとびひのように症状が広がる傾向があります。できるだけ湿疹の原因を取り除くことが大切です。

また、夏場は頭皮にかいた汗が髪の毛により蒸れてかゆくなるように、体毛も蒸れて肌荒れを引き起こします。女性はわき毛、すね毛、VIOライン、男性はこれに加えて胸毛、ヒゲなど。全身の不要な毛を脱毛すると、おどろくほど痒みのストレスから解放されます。

わたしは自分でムダ毛を処理すると、カミソリで剃ったときの刺激生え始めの短い毛がチクチクし、余計に肌が荒れてかゆくなります。なので、わき下、ひざ下、VIOラインに医療脱毛を施しました。

すると、Vラインにおいては下着で蒸れてかゆくなることがなくなりましたし、保湿クリームもさらっと塗れるようになりました。

そして一番よかった箇所は肛門まわりです。不衛生になりがちな肛門まわりはアトピーでなくても肌トラブルが多い箇所です。

あまり大きな声で言わないだけで、みんな肛門のかゆみには悩んでいます。そして、アトピーの人はその症状がより深刻です。

また、男性のヒゲ脱毛は毎朝のひげそりによる刺激がなくなるわけですから、顔のアトピーに悩んでいる人には最適です。

ヒゲや頰の短い毛に付着した汗や汚れは、たとえ微量であっても肌への刺激となりやすく、また顔は皮膚が薄いのでほかの箇所に比べて注意が必要です。

永久脱毛はアトピーの人でも利用できますが、施術前にステロイドなどを使用して治しておく必要があります。また、アトピーの肌はデリケートなので、皮膚の状況に応じてレーザー脱毛の強度を調節したり、施術後に万が一トラブルが起きた場合は専門知識で対処してもらう必要があります。

そのため、レーザー脱毛を美容行為としておこなう脱毛サロンではなく、医療行為として皮膚科医による監修のもとでおこなう医療脱毛を選びましょう。

ちなみにわたしは湘南美容クリニックの脱毛コースを契約しました。

今ではほとんど毛が薄くなったので 光脱毛器 を買って自宅でセルフ脱毛しています。

からだはゴシゴシ洗わない

からだを洗うときは、まず石鹸を手で十分に泡立ててから、泡を表皮にやさしくつけるようにして洗います。

もちろん、ボディブラシやタオルでゴシゴシこすり洗いをするのは絶対にダメです。

ゴシゴシからだを洗うと必要な皮脂や角質まで剥がれ落ちるので、皮膚のバリア機能が崩れてしまいます。からだの汚れは優しく洗うだけで十分落ちます。

また、お風呂あがりのタオルドライもゴシゴシこするのではなくやさしくトントンと拭く方法がおすすめ。ホテル仕様のような吸収性の高いバスタオルがおすすめです。

バスタオルは繊維片が痛んできたら潔く破棄します。ごわついた繊維は皮膚を引っ掛けて痒みを引き起こすからです。

お風呂はバスタブに浸かる

からだを濡れた状態のまま放置すると時間とともに痒くなりますよね。

シャワーはからだを局部的に濡らすので、からだの大半は中途半端に濡れた状態です。シャワーは痒みを我慢しながら洗う、どうしてもこうなります。もちろん、水圧による刺激ゴシゴシ洗う摩擦もよくありません。

アトピー持ちの人は皮膚をふやかしてきれいにすると、新たな痒みを生みません。

まず、からだはせっけんで軽く洗う程度にします。「まだちゃんと汚れが落ちていないのでは?」と思うくらいにとどめるのがベストです。

つぎに、36〜38℃のぬるま湯に浸かり、手の表面で肌をやさしく撫でます。

必要な皮脂は残したままで、不要な皮脂や汚れだけをできるだけ低刺激で落とすには『ふやかす』ことが大切。シャワーだけではこれができません。

ちなみにシャワーだけでからだを洗うとよごれと石けんの洗い残しがたくさんあるそうです。

本当にいい入浴剤を使う


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アトピー向けの入浴剤はたくさんあります。しかし、実際にいいかというと微妙なものが多いです。

これまでわたしが使ったなかでアトピーにもっともおすすめの入浴剤は、ヒバ油です。厳密にヒバオイルは入浴剤ではありませんが、このひば油の原液を2〜3滴お湯に入れるだけで効果はすぐに実感できます。

ひば油とはヒバの木から抽出されたオイルで、そこに含まれるヒノキチオールには強い殺菌作用があります。

では、そのヒバオイルでなぜアトピーが改善するのでしょうか。

そもそも、アトピーを悪化させる最大の要素は皮膚に存在する黄色ブドウ球菌です。

もともとヒトの皮膚にはさまざまな菌がいて、この常在菌をバランスよく保てる環境が弱酸性です。しかし、アトピーの人はアルカリ性に傾きがちで、こうなると菌に対する抵抗力が弱まり、黄色ブドウ球菌が多く存在してしまうわけです。

この黄色ブドウ球菌をひば油が殺菌してくれるので、アトピーを悪化させる毒素を排除でき、症状が改善するわけです。

もう一つはミネラルたっぷりの エプソムソルト です。一番風呂の塩素除去にもおすすめのバスグッズで、これ以上の保湿力を持った入浴剤は他にないと思うほどのしっとり感も魅力です。

いずれも湯船から出てお湯で流すことなく、からだに入浴剤がついたままお風呂を上がるのがベストです。

お風呂あがりは浴室内でからだを拭く

ただでさえお風呂あがりの濡れたからだは痒いのに、冬場はとくに脱衣所との温度差で乾燥し、それはもう耐えられないレベルです。

わたしはお風呂あがりは脱衣所へ出ません湯気がムンムンの浴室内でからだを拭くんです。そのために窓とドアを締め切り換気扇もオフにしています。

高い湿度に守られた状態でのタオルドライ、そして保湿クリームまで塗ります。保湿により保護された状態で出れば、あのお風呂あがりのストレスからも解放されます。

お風呂上がりはすぐ保湿をする

もともとアトピーの肌は乾燥していますが、お風呂上がりはそのレベルが最高です。からだをタオルで拭き終わったらすぐ、保湿クリームを塗ります。10秒以内を目安に。

ちなみに保湿クリームは頭皮にも忘れずに塗ります。なぜかみなさん首から下の皮膚と頭皮は別物と考えています。頭皮もお風呂あがりはとくに乾燥しているのでたっぷり染み込ませるのがおすすめです。

しかし、保湿クリームが髪の毛に付着しベトベトしがち。わたしが愛用している セタフィルPRO ボディローションヴァセリン インテンシブケア アドバンスドリペア ボディローション はあまりベタつかず保湿力も高いのでおすすめです。

ちなみにスプレーでシューっと吹きかける温泉水のアベンヌウォーターはおどろくほど保湿力が低く、まったく潤いませんのでアトピーの人にはおすすめしません。

肌に触れるものはぜんぶ綿100%を選ぶ

衣類はもちろん、布団、カバー、タオルなど日常生活で肌と濃厚接触するものはできるだけ綿100%を選びます。

アウターまで綿100%の素材を選ぶ必要はありませんが、例えばフリースやダウンジャケットなど襟元が肌に直接触れやすいものは避けるべきです。

優先順位としては、肌着、下着、それからTシャツなどのカットソーをまずは綿100%にします。

また、アトピーの症状はからだの一箇所が痒いとそこから徐々に範囲が広がっていくので、インナーを選ぶ際は長袖で袖口が長めのもの、丸首で首元が深めのものを選び、できるだけ綿以外の素材と肌が触れないようにします。

夏はエアリズム、冬はヒートテックといったユニクロのヒット商品も、科学的につくられた素材なのでアトピーの肌には合いません

皮膚の水分を逃すことなく、自然由来の成分で刺激も少ない。あまりにも真っ白な見た目は強力に漂白していることもあるので、あまり綿100%であってもおすすめできません。

わたしは グンゼのインナーシャツ を着ています。コットンの質感がよく、これを着るだけで痒みがおさまるような感覚です。しかし、レディースは首元が大きくあいているので、重ね着するときはメンズで丸首の 快適工房インナーシャツ がおすすめです。

肌を紫外線から守る

そもそも紫外線は肌に悪いですが、これはアトピーも例外ではありません。

できるだけ紫外線を浴びないようにするのがベストですが、いつもそういうわけにはいきません。

わたしは絶対にTシャツ一枚では外出せず、夏でも必ず長袖のシャツをはおるようにしています。男性もめんどうかもしれませんが、できるだけ長袖の着用をおすすめします。

また、UVクリームは痒くなるので塗りません。超敏感肌用の資生堂dプログラムでもダメでした。

わたしはセタフィルモイスチャライジングローションをUVクリームの代わりに塗っています。これでもある程度の紫外線はガードできるそうです。ちなみにワセリンは油焼けするので紫外線の強い日は肌が露出している箇所には塗らないほうがベストです。

部屋のモノを減らす

アトピーを悪化させる外的要因はさまざまですが、ハウスダスト、カビ、ダニの3項目にアレルギー反応がみられることが多いです。

なかなか目に見えて実感できないので、本当にこれらの要因がアトピーの炎症と関係があるのか疑問に思っている人も少なくないかと思います。

また、こまめに掃除しダニやホコリを排除しても、アトピーの症状が大幅に改善するほどにはまったく達していません。

たとえば目につきやすい床のホコリをきれいにしても、目につきにくい天井照明のシェードやエアコンの上にはホコリ、ダニ、髪の毛、虫の死骸溜まったままです。

また、身長よりも高い食器棚の上、移動しないとみられない冷蔵庫の裏、配線コードでグチャグチャのテレビボードの裏、これらは多くの人が見て見ぬ振りをしています。

目には見えなくても同じ空間の空気を吸っているわけですから、当然この影響はあります。

こういった普段の掃除でサボりがちな箇所もルーチンに加えてきれいにすることが大切です。

しかし、なかなか現実はむずかしいです。わたしは食器棚、タンス、天井照明、テレビのレコーダーとスピーカーをなくしました。

アトピー治療のために断捨離をしたようなものですが、それぞれ代用品があるのでべつになくても困りません。

まず、食器棚は備え付けのシステムキッチン収納に、タンスはカラーボックスとつっぱり棒に、天井照明は備え付けのダウンライトに置き換え、テレビ裏の複雑な配線はブルーレイレコーダーとホームサラウンドシステムに匹敵する機能を内蔵したLGのスマートテレビを購入し、テレビ1台の配線だけに減らしました。

少し工夫を凝らせばいまある家具や家電の多くは他のもので代用できます。部屋に不要なものがなければそもそもホコリが溜まりにくいですし、床掃除をささっとすませる程度でOKです。

サラダ油などの植物油はとらない

ごま油やキャノーラ油などの植物オイルは、アトピーを悪化させる食べ物でもっとも注意すべきものです。逆にいえば、これらを意識的に排除するだけでアトピーの炎症は大幅に改善します。

わたしは外食をなるべく控え、自宅ではオリーブオイルを少量とサラダにオメガ3のえごま油を加えるなど、いい油だけを摂るようにしています。

この油断ちを続けたところ、全身真っ赤のボコボコした大人アトピーが、たった3週間で見違えるほどきれいになりました。アトピーにいい食事や体質改善にはさまざまな種類がありますが、なによりも手っ取り早く効果が得られるのは、この油断ちです。

まずは2週間、サラダ油、ごま油、ひまわり油、パーム油など一切の植物油を排除してください。トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングも同様です。

きっと少しずつ症状の改善がみられ効果を実感すると思います。3週間ほどでからだの中から炎症がひいたように感じ、皮膚やからだの熱も引いていきます。

ここまで改善したら植物油をたまには摂ってもOK。その習慣にからだを慣らしていき、うまく自分のなかでバランスを保っていきます。

小麦粉を含む食品は控える

アトピーの人は体内の水分を排出するのが苦手なので、その水分が体内に滞ることで症状が悪化します。

なので、汗を多くかくこと、利尿作用のあるスイカや柿などのフルーツを食べることで症状が改善することがあります。

しかし、小麦粉は体内に水分を閉じ込める特性があります。小麦粉を含む食品を意図的に摂らないようにすると、驚くほど痒みが治まります。

また、フルグラやマクロビ派ビスケットなら体に良さそうと思いがちです。しかし、たとえオーツ麦やライ麦であっても麦であることには変わりないので、すすんで食べることはおすすめできません。

アトピーに悪い砂糖はとらない

基本的に砂糖はアトピー性皮膚炎を悪化させます。糖質の摂りすぎでアトピーが悪化するのと同じです。

そのなかで、アトピーにはいい砂糖と悪い砂糖の2種類があることをご存知ですか。

アトピーにいい砂糖は『てん菜糖・ビート糖』、アトピーに悪い砂糖は『甘しょ糖』。おもな違いは原材料にあり、てん菜糖はサトウダイコン、甘しょ糖はサトウキビからつくられます。

ようするにサトウキビからつくられる砂糖アトピーによくないわけです。

サトウキビが原材料の甘しょ糖は、グラニュー糖、黒糖、きび砂糖、三温糖など。黒糖と三温糖も原材料はサトウキビなので、アトピーにはおすすめできません。

この「茶色い砂糖は上白糖のように精製されていないからアトピーにはいい」というのは勘違いです。

ちなみにてんさいとうでアトピーは改善するわけではありません。あくまでも甜菜糖はアトピー性皮膚炎にとって中立な立場の砂糖で「ほかの砂糖と比べるとアトピーにいいですよ」という程度。もちろん摂りすぎると痒くなります。

しかし、甜菜糖はアトピーに唯一おすすめできる糖類で、腸内環境を整えるオリゴ糖も豊富に含まれています。

わたしは ムソーてんさい含蜜糖 を使っています。パウダー状なので料理にも溶けやすく気にっています。

てんさいとう以外で甘味をつけたいときは、はちみつや砂糖不使用の アヲハタまるごと果実がおすすめです。

一般的な砂糖はからだを冷やし腸内環境を悪化させますが、甜菜糖は血糖値の上昇を穏やかにしからだを温める作用があります。

動物系の食品は控える

エネルギー源になりそうな肉類はアレルギー源になるという、なんとも皮肉な現実。

動物性タンパク質はアトピーだけでなく鼻炎や花粉症も悪化させてしまうので、出来るだけ摂らないことをおすすめします。

また、乳酸菌が腸内環境を整えアレルギーや免疫力の向上に効果のあるとうヨーグルトも、動物性タンパク質という意味では同じです。

なので、ヨーグルトを食べても花粉症が改善しないなど『ヨーグルト神話』に個人差があるのも、こういった理由があるのではと思います。

野菜とフルーツをたくさん食べる

小松菜、ほうれん草、大根、にんじんなど根菜類がおすすめです。しかし、そんなにたくさんの野菜をバランスよく食べられないので、わたしはにんじん、小松菜、ブロッコリーをミキサーにかけ、伊藤園の旬野菜ジュース を入れて飲んでいます。伊藤園の野菜ジュースは原産地が中国の野菜を一切使用しておらず、毎日でも安心して飲めます。

スイカ、柿、みかんなどビタミンと利尿作用のあるフルーツがおすすめです。あまり食べすぎると糖分の取りすぎになるので、適量を毎日食べることが大切です。とくに利尿作用のあるフルーツは体内に滞った水分を排出できるので、アトピーの症状がよくなります。

布団はそのままにしておかない

ふとん、いつも朝起きたあとどうしていますか?

普段ベッドで寝ている人は、きっとそのままでしょう。敷布団の人はクローゼットにしまうかもしれません。それではつぎ布団に入ったときに全身が痒くなってしまいます。

睡眠中にかく汗は500ml。ようするに朝起きたときの布団はペットボトル1本分の水で濡れている状態です。

歯ブラシだって洗濯物だって湿った状態で放置しておくと雑菌やカビが発生します。これは寝具も例外ではありません。

ダニの発生条件は湿度が60%以上、温度が20〜30の環境。そして、寝具には皮膚片(落屑)が落ちていますので、これを餌にして増殖していきます。

起床後の布団はダニの発生条件が揃っているわけです。

  • ダニが好む就寝中の体温により湿った状態
  • ダニが多く発生する日中の上昇した部屋の温度
  • ダニのエサとなる就寝中に落ちた皮膚片

わたしは寝室につっぱり棒を設置し、日中はそこに布団をかけています。本当は天日干しがいいのですが毎日外へ干すのは大変なので、この方法に落ち着いています。

寝具は通気性と除湿を意識する

見落としがちな寝具のカビとダニ問題。これらはアトピーを大きく悪化させるサイレントキラーです。

まずわたしはベッドとマットレスはやめました。マットレスってすごくカビが生えていて、それこそアレルギーによくありません。しかし、毎日マットレスを干すわけにはいきませんので、わたしは 折りたたみマットレス に敷布団をしいて使っています。

また、敷布団の下に 除湿シート を敷き湿気を防ぐのもおすすめ。就寝中の湿気によるアレルギーの発生を抑えられます。

アトピーを治すにはできるだけ皮膚を掻かないこと。できるだけ掻かないためには痒みを減らすこと。痒みを減らすにはその原因を減らすこと。その原因とはダニ、カビ、ハウスダストです。

洗濯層の黒カビを排除する

基本的に洗濯層には黒カビがこべりついています。見えないだけで中と奥はすごいんです。

しかし、その黒カビは定期的にお手入れをすることで、できる限り落とすことができます。

せっかくアトピー専用のボディソープに変えて、自然由来のせっけん成分のみでできた洗濯せっけんに変えて、それなのに洗濯層の中はカビだらけでは、すごくもったいないです。

ダニやカビはアトピーを悪化させる大きな原因の一つ。高血圧の人が急に驚かされたり塩分の多い食事を食べたりするのと同じです。

塩素系の洗濯槽クリーナーに抵抗がある人は、シャボン玉せっけんの洗濯槽クリーナー がおすすめです。

あいうえべ体操と鼻呼吸をする

すでに鼻呼吸の人も あいうべ体操 をやってみてください。

いま口呼吸の人はすぐにでも鼻呼吸に変えてください。口呼吸は身体に悪いと有名ですが、じつはアトピーにも悪影響なんです。

ちなみにあいうえべ体操とはみらいクリニックの今井一彰院長が考案した、口呼吸を鼻呼吸にする体操のこと。わたしは、かかりつけ医院でこの書籍をみつけてから、毎日あいうべ体操をおこなっています。

口呼吸は、慢性扁桃炎を引き起こし口、鼻の周りのリンパ組織が免疫異常を引き起こしてしまいます。それがアレルギー発症に関与しているのではと考えています。出典 : みらいクリニック

あいうべ体操は口呼吸を鼻呼吸にするメリットのほか、普段あまり動かさない顔や舌の筋肉をストレッチするので、なんだか気分がすっきりします。

 

爪は週2回短く切る

意外と見落としがちな爪のケア。アトピーで痒いときに「かくな」と言われると余計に痒くなるように、痒いのにかいてはダメなんて無理です。

であれば、少しでも皮膚への刺激を少なくすることが大切。爪が長いと皮膚をかいたときに表皮を傷つけてしまいます。また、爪の間にごみや汚れが入ると不衛生ですし、細菌が繁殖しやすくなります。

わたしは週2回、爪を短く切ります。もちろん、皮膚をかかないことがベストですが、短い爪に慣れたいま、皮膚をかいたときのダメージが少なくすむので、アトピーを悪化させないためには必要不可欠だと感じます。

遮光されたビンの油や調味料を選ぶ

オレイン酸が含まれるオリーブオイルは、皮脂のバランスを整えてくれたり腸を活性化してくれるので、アトピー改善には最適な油です。

しかし、そのためにはプラスチック容器ではない遮光されたビンに入った商品を選ぶ必要があります。

これは油だけでなく醤油、ワイン、はちみつなども同じです。

プラスチック容器は光を通すので劣化(酸化)を進めてしまうからです。せっかくカラダにいい食品を摂っても酸化していればメリットはありません。

最近ではスーパーのプライベートブランドでオメガ3系の油、えごま油や亜麻仁油も販売されています。

しかし、コスト削減のあまりプライベートブランドのオメガ3系の油はほとんどがプラスチック容器。これでは効果が台無しですしあまりいいとは言えません。

コストを削減された値段重視の商品を選ぶか、処分が面倒なビンに入った商品を選ぶかは今後の健康に大きく影響します。だって毎日のことですから。

ソファの素材は革製を選ぶ


© Soon Koon

いくら掃除しても、アトピーのアレルギー反応が起きないほどダニやハウスダストを除去できません。

なので、肌が直接触れる機会の多いソファは、革やビニール生地を選ぶようにします。革やビニールはホコリや皮膚片をためないので、そこからダニが増えることはありません。

ファブリック生地はほこりや表皮などの汚れが溜まりやすく、湿気や温度によってダニの好む環境になってしまいます。

ダニは暗い部屋が明るくなったとき表面に出てきますので、その瞬間を狙ってダイソンやレイコップなどのふとんクリーナーで一気に吸引します。クッションの継ぎ目やアームの溝には多くのダニがいますので、念入りに吸引します。

ダニによって皮膚が痒くなるとポロポロと表皮が落ちてしまい、それがダニの餌になってしまいます。これはアトピーにとって悪循環なので絶対に避けなければなりません。

このような意味でもソファは本革か合成皮革の素材にし、床はフローリングがおすすめです。

生まれつき、そして慢性化した大人のアトピー

わたしは赤ちゃんのころからアトピーを患っていて、思春期を迎えたころから症状が悪化。

「アトピー性皮膚炎は大人になったら治る」「ほとんどの症状は自然治癒する」と医師は言いましたが、わたしはなぜか例外だったようです。

もちろん大人になってからアトピーが発症した人も多いでしょう。

アトピーの治療法は基本的に4つ。

1. 外用療法、ステロイド外用薬などで炎症を抑える。
2. 全身療法、抗ヒスタミン剤などで痒みを和らげて悪化を防ぐ。
3. スキンケア、ヒルロイドなどの保湿クリームで肌をケアする。
4. 刺激的要因の排除、ハウスダストやダニなど炎症の原因となる物質にできるだけ触れない。

ここでご紹介した内容は3〜4に該当します。

そもそもアトピーは改善と悪化の繰り返し。季節性からストレス性まで、生活環境にデリケートです。

しかし、その振り幅を小さくさえできれば、辛いかゆみ赤い見た目から解放され、アトピーに振り回せれずにみます。まずはこの状態を目標にしてください。

皮膚科の治療はその場しのぎ

まず、わたしは皮膚科での治療法に違和感がありました。

というのも、一般的なアトピーの治療は、患部にステロイドやプロトピックを塗り炎症を抑える、乾燥した箇所にはヒルロイドローションで保湿をする。また、かゆみを落ち着かせるために抗ヒスタミン薬を飲むこともあります。

これでアトピーが根本的に改善されれば問題ありません。しかし、わたしの場合は少しでもステロイドを塗り忘れるとまた湿疹があらわれ、いわばいたちごっこ。薬をずっと塗り続ける必要があるわけです。

これでは、アトピーを治すというより一時的に抑えているだけ。当時のわたしはアトピーに対して無知で、とにかく薬を使って治すことしか頭にありませんでした。

しかしあるとき、この治療法では永遠に皮膚科のお世話にならなければいけないことに気づきます。

クスリを使い続けることへの不安

ステロイドなどの塗り薬は薬価もそこそこします。また、根本的に治す治療をしているわけではないので、なにか身体にいい変化が起こってアトピーが治癒しない限り、この医療費永遠に支払い続けなければなりません

皮膚科でステロイド薬を処方してもらえば一時的な治療にはなりますが、それはただのいたちごっこ。まるでアトピー治療のサブスクリプションを定期購読しているかのようで、その契約期間は半永久的。皮膚科医と製薬会社の懐を潤しているだけです。

また、ずっと薬を服用し続けることにも健康面での不安がありました。例えば、そもそも薬は身体にいい印象がない妊娠したときの胎児への影響は?

わたしのアトピー体質子どもに遺伝するの?

ステロイド風邪薬のように一時的に服用するわけではありませんから、不安だらけです。

そのため、できるだけ薬を使わずにアトピーを改善する方法はないかと、ネットでいろいろ調べました。

惑わされるネットのアトピー情報

アトピーに悩んでいる人や、わたしのようにステロイド治療を続けることに違和感がある人など、やはり皮膚科の治療では満足できない人が多いのでしょう。

その理由は、Googleで検索すればアトピーに効く天然水、保湿液、はりきゅう、漢方解毒療法など、ステロイド治療をやめたい人にとって朗報ばかりだからです。しかし、どれも効果はあるかもしれませんが、つらい治療やお金がかかるものが多く、あまり簡単には踏み込めません。

そして、個々のサイトで推奨している治療法が違ったり、高額なアトピーコスメの販売サイトがあったりと、どの情報を信じていいかわからないという事態にもなります。

また、病気、くすり、アレルギーに関する医療の専門サイトには、なかなかアトピー性皮膚炎に関する根本的な治癒の仕方が書かれていません。また、患者の体験談もないのであまり説得力を感じません。

生活の知恵でアトピーとうまく付き合う

この記事は、例えばアマゾンに『アトピー完治』という商品があるのなら、その商品の口コミやユーザーレビューのようなものです。

ようするに、ここでご紹介した内容は慢性的な大人アトピーほとんど完治する方法、その体験談です。なぜあえて『ほとんど』というのか、それは、この習慣を完全にやめてしまうとアトピーが再発してしまうからです。

もちろん、あるとき体質がガラッと変わって「アトピーが治った」なんてこともあるかもしれませんが、いまアトピーの症状があらわれている限り、こういったことはまずありません。

『アトピーと上手に付き合う』なかで、薬に頼らず症状を完治させるための方法です。