ある程度の距離感をたもつ
精神的に病んでしまった彼氏や彼女をもつと、どうしても心配のあまりそばにいることが多くなります。また、状態がわるいときは看病してあげることもあるでしょう。
しかし、ちゃんと気をつけるべきことは相手とあなたとの距離感を適度に保つこと。
精神疾患の患者さんすべてがそうではありませんが、心を病んでいると誰かに依存してしまいます。
ここで相手があなたに依存してしまうと、良くなる病気も改善しません。
相手に求められても心を鬼にしてある程度の適切な距離感を保ちましょう。
否定することはなるべく避ける
うつ病や自律神経失調症など神経症の人は自分に自信がなく悩んでいることがあります。
もし相手がそのひとりなら、自分の思い通りでなくても否定したり責めることはやめましょう。
しかし、ダメなことはちゃんと言わなければなりません。そのようなときは「どうしてこうなるの?」ではなく「こうしたほうがいいね」と肯定的な言葉で返せばOKです。
しっかり病院に通う
治療する気がないのなら別れるべきです。相手が努力しているからこそ付き合う意味とサポートする意味があります。
そのためには信頼する主治医との関係性がなによりも重要です。そして、しっかり服薬すること。
これが大前提の条件にある必要があります。そうすれば、たとえ今はつらくてもあなたとの付き合いがプラスになるはずです。
相手の感情に動揺しない
精神を病んでいると気分の波は避けきれません。しかし、彼が落ち込んでいたりイライラしているからといってそれに同情したり感化されてはいけません。
なるべく平常心で接することが相手にとってもプラスになりますし、あなたのメンタルも健康でいられます。
お金を援助しない
社会人である彼氏や彼女が働けなくなることも、心を病んでしまっている以上受け入れなければなりません。
そうすると困ってくるのがお金の問題。しかし、ここで相手にお金を渡してはいけません。
目標は今働けなくてもいつか職場復帰する日をめざして治療に専念すること。なのに、ここであなたが相手にお金を渡してしまったら、働かなくてもお金が手に入り生活ができると思い込んでしまいます。
経済的にサポートしないことこそが相手の自立心を強くし、お互いがいい方向に向かっていきます。
悪いことは悪いとはっきり言う
どれだけ恋人がつらい顔をしていても、甘えさせてはいけません。あなたが相手に尽くすサポートと、相手があなたに示す甘えは違います。
世間一般の常識から離れていることをするならば、必ずはっきり言う必要があります。
それは、相手が病気を治すうえで必要なこと、そしていずれ社会復帰し生きていくうえで必要なことです。