アトピーに掃除機はダメ 家中のアレルゲンを徹底排除するには

わたしが家の掃除で気をつけていることはこの4つです。

  • ホコリを立てて掃除しない
  • 見えない箇所こそ徹底する
  • 湿気には気をつける
  • カビは取るのではなく予防する

ダニ、カビ、ハウスダスト、この3つがアトピー性皮膚炎にとって大敵です。この3つを日常生活からどれだけ排除できるかで、アトピーの症状は大きく変わります。

あまり神経質になって清潔にするのはよくないですが、不潔は絶対にダメ。普通の主婦がやるような一般的な掃除の方法もダメ。アトピーを改善したいのならより合理的に掃除をすべきです。いつもなんとなく掃除をしているのならぜひこの機会に改善してください。

掃除機は使わない


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一度ルンバを使うと掃除機をかける作業がバカらしくなりますが、ルンバなどのロボット掃除機は使わないほうがいいです。一般的なサイクロン式掃除機もNGです。

そもそも掃除機は排気を部屋中に撒き散らします。どんなに高品質なフィルターを備えていても、目に見えないゴミやハウスダストはたくさん飛散しています。

掃除機をかけたあとはフローリングにゴミが落ちていないので一見きれいになったと思いがち。しかし、実際には部屋の空気は汚れていて、空気中に浮遊しているハウスダストは時間とともに床へ落ちます。

こういった汚れが知らぬ間にアトピーに影響しているんです。

わたしはクイックルワイパーなどのフローリングシートを使い、床を手で拭きます。とてもめんどくさいですし時間もかかりますが、掃除機以上にメリットがあります。

  • ホコリを空気中に撒き散らさない
  • ゴミを吸着しながら拭き掃除ができる
  • 掃除機では取れないこべりついた汚れが取れる
  • 普段は目につかない箇所の汚れが掃除できる

掃除機できれいになるのは表面的な汚れだけ。フローリングにこべりついた皮脂や体液などの汚れをきれいにできるのはフローリングシートなどのクロスだけです。

床を手で拭いていると、ドアの裏、ドアレールの溝、家具の下、フローリングの溝、部屋の角、巾木の上などたくさんの汚れが目につきます。とくにアトピーによる細かい皮膚片(落屑)が小さな隙間にたくさん溜まっているのがわかります。こういった普段は目につきにくいところも掃除できるので、クロスで拭き掃除はとてもおすすめです。

部屋の上のほうに注目


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アレルゲンが大量に潜むエアコンの内部は、本当に見落としがちです。夏に冷房を使ったまま放置されたエアコンの内部は、ホコリと黒カビだらけです。

部屋の掃除を徹底していてもエアコンが汚れていては意味がありません。フィルターは1ヶ月に1回の掃除、エバポレーターは年に1回の掃除をダスキンやおそうじ本舗などのクリーニング業者に依頼しておこないます。

ちなみにこれは車のエアコンも同様です。

また、キャビネットの上、照明のシェード、エアコン本体の上、換気扇、ドア枠の上は放置しがちな場所。こういったところにホコリが溜まるとアトピーに悪影響なのでこまめに掃除しておきます。

湿気は徹底的に排除

冬は外気との温度差で窓に結露が発生します。これを放置しているとサッシにカビが発生するので、結露を防ぐ住環境にするか、こまめに水滴を取るなど湿気を溜めないようにします。

サッシを拭くと真っ黒い汚れがつくのは、結露により汚れとカビが増殖した証拠です。とにかくカビはアトピーを間接的に悪化させます。

クローゼットや衣装ケースには必ず除湿シートを入れておきます。洋服は収納しているだけでも湿気によりカビます。肌に直接触れるものだからこそ、目を光らせておきます。

また、加湿器による加湿しすぎには注意したいのと、加湿器のタンクにカビが発生していないか確認するのも大切です。どうしても水を扱う家電はカビが発生しやすいので、知らぬ間に部屋中にカビを撒き散らしていることになりがち。しっかり手入れができないのであれば加湿器や空気清浄機は使わないほうが賢明です。

見えない箇所のカビを疑う


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黒カビは一度発生してしまうと簡単に取れません。厄介だからこそ、カビは取るのではなく予防します。

例えば、浴室の黒カビは使用後に水滴を拭く、エアコン内部の黒カビは冷房の使用後に1時間ほど送風運転をする、冬の結露による黒カビはできるだけ窓を開け外気を取り込む。このようにカビは普段気をつけて発生しない環境をつくります。

湿度の高い日本はカビが生えやすい環境です。あらゆるアトピー治療をしてもよくならない人は、家のカビにも注意してください。カビはわたしたちが想像しないところに生えています。

例えば、家の天井裏です。天井裏こそ外気との温度差による結露でカビが生えやすい環境です。基本的には断熱材や換気口により湿度を下げるように設計されていますが、なかにはこういった設計をしていない建物もあります。

目に見えない箇所でカビが繁殖していると、気づかぬうちに多大な影響を受けてしまうのでとても恐ろしいです。それはアトピーの症状もそうですし、もちろん健康にもよくありません。

家の掃除やカビの予防はもちろん、そもそもの家の構造からしっかり把握することもアトピーの改善や完治を目指すうえで大切な要素のひとつです。

わたしは掃除機をかけることは当たり前の行為だと思っていました。しかし、それよりも合理的で、かつアトピーにいい方法があったわけです。これからも、もう少し頭を使い根拠をもって合理的な方法を探していきたいものです。

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